マイクロソフトはニューヨークを拠点とする開発スタジオであるブラス・ライオン・エンターテインメントと提携して、ヒップホップ・グループの「ウータン・クラン」をテーマにしたゲーム『少林寺(Shaolin)(仮称)』を制作していると報じられている。
マイクロソフトの情報サイト『ウィンドウズ・セントラル』によると、ライターのジェフ・グラブは10月22日にポッドキャスト番組『ゲームズ・ビート・ディサイズ』の中で、Xboxがブラス・ライオン・エンターテインメントと共にウータン・クランをテーマにしたアクションRPGを開発していると発言している。「ウータン・クラン」のグループ名は、カンフー映画「少林寺武者房」に登場する中国武術の一派「武当(ウータン)」に由来すると言われている。
開発中のゲーム『少林寺』は4人での協力プレイが可能で、近接戦闘に重点を置いた3人称視点のRPGになると報じられている。また、作品には「48時間限定」のキャンペーンがあり、季節ごとに追加のコンテンツが配信されるという。
ブラス・ライオン・エンターテインメントの創業者の1人であるマンヴィール・ヘイルは、9月29日に自身のツイッター・アカウントで「最高レベルのイケてるアニメでお届けする未公開のアクションRPG」を共に創るゲーム・デザイナーの採用活動を進めているとツイートしていた。
In case you missed it, Brass Lion is hiring a game designer to join our amazing and diverse team working on an unannounced action-RPG with a dope anime aesthetic. If you care about making games with the best, check out the job posting and apply today! #gamejobs https://t.co/6sn8G62VHy
— Manveer Heir (@KingCurryThundr) September 28, 2021
なお、ウータン・クランのゲーム作品への関わりについては今のところサウンドトラックの制作を主導するという噂に留まっている。
ブラス・ライオン・エンターテインメントの創業メンバーにはアクションRPG『マスエフェクト3』やオープンワールドRPG『スカイリム』、SFRPG『フォールアウト3』等の開発を手掛けたゲーム業界のベテランたちが名を連ねている。
同社では現在複数のポジションを募集しており、求人情報からは作品の開発プランを垣間見ることができる。例えば、3D環境のリード・アーティストの募集要項には「開発中の作品」が「次世代の家庭用機器とPC」向けに発売されると記載されている。また、ゲームプレイ・プログラマーの求人情報からは同じ作品がエピック・ゲームズの開発したゲーム・エンジン「アンリアル・エンジン4」を搭載していることも確認できる。
現段階ではブラス・ライオン・エンターテインメントのウェブサイトには『少林寺』の情報は掲載されていないものの、同社の求人情報で言及されている「開発中の作品」は『少林寺』を指しているものと見られる。
その他のニュースとして、SFRPG『フォールアウト4』の大型MOD「プロジェクト・モハヴィ」が『ネクサス・モッズ』で配信されている。このMOD作品では2010年にリリースされた『フォールアウト:ニューベガス』に登場する「モハヴィ・ウェイストランド」が忠実に再現されており、プレイヤーは荒廃した土地を自由に探索できる。
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