アメリカの電子音楽イベントのプロモーターであるインソムニアック社はオンライン・ゲーミング・プラットフォーム『ロブロックス』で「エレクトリック・デイジー・カーニバル(EDC)」を開催することを発表している。「エレクトリック・デイジー・カーニバル」は巨大な音楽フェスティバルで、日本でも「EDC Japan」として2017年から19年まで毎年開催されていた。
「インソムニアック・ワールド・パーティー」は現地時間10月22日から10月25日まで『ロブロックス』内での開催が予定されており、同プラットフォーム内で開催される初のヴァーチャル・フェスティバルとなる。「音楽と幻想をお届けする」ことをコンセプトにした「インソムニアック・ワールド・パーティー」のスペースは既にオープンしており、ユーザーは『ロブロックス』の公式サイトからアクセスすることができる。
「インソムニアック・ワールド・パーティー」は実際にラスベガス会場で開催される「エレクトリック・デイジー・カーニバル」と同様に「コズミック・メドウ」、「サーカス・グラウンド」、「ピクセル・フォレスト」といった「世界的に有名な」ステージのほか、来場者向けのキャンプサイト「キャンプ・イー・ディー・シー」も用意されている。「エレクトリック・デイジー・カーニバル」は現地時間10月22日から10月24日まで開催される予定となっており、約50万人の来場者が見込まれている。
ラスベガス会場に足を運ぶことができないファンたちはヴァーチャル・ステージで「インソムニアック・ワールド・パーティー」を楽しむことができ、同イベント限定のプレショーは日本時間10月22日午前8時から開始予定となっている。
『ロブロックス』内ではゼッド、アリソン・ワンダーランド、DJスネーク、アラン・ウォーカー、グリフィン、ラウド・ラグジュアリー、ワックス・モチーフ、オリヴァー・ヘルデンス、ベニー・ベナッシ、レッズなど、50組を越えるアーティストのライヴに参加することができる。アーティストたちは現実のステージと同じようにヴァーチャル・ステージに登場するだけでなく、イベント期間中はファンと交流するために「次元を飛び越えて(サーバーからサーバーを渡って)」会いに来るという。
『ロブロックス』はインタラクティヴなプラットフォームであることから単純に音楽を楽しむ以外にユーザーは様々なアイテムを装備して自分を表現することができる。また、現実世界とバーチャル世界の両方で景品が当たるチャンスも用意されている。
ミニゲームも用意されており、世界を巡って可愛い動物のアイテムを集めるレースや友達とダンスバトルに参加できるほか、フェスティバル・キャンプサイト「キャンプ・イー・ディ・シー」で自分のテントを建てることもできる。
「エレクトリック・デイジー・カーニバル」は昨年、新型コロナウイルスの流行によりオンライン・イベント「ヴァーチャル・レイヴ・ア・ソン」として配信されており、ヴァーチャル・プラットフォームに進出するきっかけとなった。
その他のニュースとして、フェイスブックが社名変更を検討していることが報じられている。社名変更は仮想現実空間「メタバース」の開発へ注力する同社の方針を受けたものと見られている。
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