Photo: Activision Blizzard

アクティヴィジョン・ブリザード社はセクシャル・ハラスメントや差別を理由に20名の従業員を解雇したことが明らかとなっている。同社は社内全体で性差別やセクシャル・ハラスメントが横行しているとして今年7月にカリフォルニア州公正雇用住宅局から注意されていた。

イギリスの経済紙『フィナンシャル・タイムズ』によると、アクティヴィジョン・ブリザード社は現地時間10月19日に20名の従業員へ解雇通知を送付し、解雇処分としたと報道している。

報道によると、同社は倫理コンプライアンス・チームを拡大するため19名の正社員を採用するとしており、「より責任ある言動が求められる職場」を目指しているという。

アクティヴィジョン・ブリザード社でチーフ・コンプライアンス・オフィサーを務めるフランシス・ダウンゼントは法的な理由により解雇された従業員の個人名の公表は控えるとしながらも、処分の対象者は開発者やスーパーヴァイザーたちであり、取締役やシニア・マネジメント・チームの人間は含まれていないことを明らかにしている。

また、処分について次のように述べている。「私たちはありのままの事実に即して対応します。役職や仕事内容は関係ありません。従業員が不正行為を行った場合でも、責任者が当社の目指す企業文化にふさわしくない行為を容認した場合でも同様に厳しく処分を下します。たとえ、業務に支障が出たとしても関係ありません」

不正行為に対する処分は「常習的に行っていた」か、あるいは研修等で改善が期待できる「初回だったのか」で、解雇か厳重注意を判断しているという。

フランシス・ダウンゼントは不正行為の多くは飲食を伴う社外での集まりで起こっていたと説明しており、「社外での出来事も職場に影響を与えるので、社内でなくとも対処する必要があります」と続けている。

現地時間7月28日にアクティヴィジョン・ブリザード社の従業員は性差別訴訟に対する同社の対応に抗議するためストライキを行い、4つの要求を示す声明を出しているが、今回の同社の対応はこの要求を満たすものではないという。

4つの要求は次の通り。「すべての従業員契約における強制的仲裁条項の撤廃」、「多様性を認める雇用を目指すため、採用、面接、雇用、昇進に関する新たな方針の導入」、「従業員の性別、エスニシティの相体的な総報酬額、昇進率、給与幅の公開」、「上層部と人事部に対する第三者機関による監査」

フランシス・ダウンゼントは更なる変化はこれからだと語っており、「最高経営責任者のボビー・コティックと幹部は私にこの件を一任してくれています」と続けている。

その他のニュースとして、タイムアタックの記録集積サイト「スピードラン・ドットコム」でコメント機能が追加されたものの、管理が行き届いておらず、コミュニティ内で反発を招いている。

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