Photo: Square Enix

『キングダム ハーツ』シリーズのNintendo Switch向けHDリマスター版3作品について、シリーズのプロデューサーである間一朗はクラウド・ゲーミング方式以外のパッケージ版やダウンロード版の発売は未定であることを海外メディア『ニンテンドー・ライフ』のインタヴューで明らかにしている。

先日、『キングダムハーツ』の主人公「ソラ」が『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の最後のファイターであることが明らかとなり、同時に『キングダムハーツ』シリーズから3タイトルのNintendo Switch版がクラウド・ゲーミング方式でリリースされることが発表されていた。

プロデューサーの間一朗は『ニンテンドー・ライフ』のインタヴューで、Nintendo Switch向けには3タイトルをリリース予定であることについて触れ、クラウド版以外の配信については未定であることを明かしている。

「Nintendo Switchのプレイヤーたちに『キングダム ハーツ』シリーズをクラウド版という形でお届けするのが、現時点では最高の方法だと考えていますが、ファンの方々からのフィードバックはいつもありがたく受け取っています。また、これまでのご支援に感謝しています」

『キングダム ハーツ』シリーズのファンからは最新作『キングダム ハーツIII』がクラウド版でリリースされることは納得できるものの、プレイステーション2向けに発売された他の2作品についてはクラウド版以外がリリースされないことに疑問を抱く声が数多く寄せられていた。

かつてプレイステーション2向けに発売され、今回Nintendo Switch向けHDリマスター版としてリリースされる『キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス』と『キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ』はファイルのサイズが非常に大きいものになるという。

間一朗は次のように述べている。「ゲーム機本体のストレージ(容量)などの関係で、これらのタイトルをNintendo Switch向けにお届けするのは非常に大変でしたが、クラウドサービスを活用することで実現させることができて、嬉しく思います」

ゲームサイト『VGC』によると、『キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス』を「プレイステーション・ストア」でダウンロードするには45.24GB以上の空き容量が必要になるという。この容量はNintendo Switchの通常モデルの内部ストレージの容量である32GBを超えるものとなっている。

スクウェア・エニックスはこれまでNintendo Switch向けに『ファイナルファンタジー X/X-2 HD リマスター』のパッケージ版を発売しており、このパッケージ版はゲームをインターネット経由でmicroSDにダウンロードしてからプレイする形式になっている。なお、このパッケージ版の形式は通常のゲームとは異なっていたため、一部のゲーム作品のパッケージ版のコレクターたちには不評だったという。

その他のニュースとして、『マインクラフト』は2022年に「ザ・ワイルド・アップデート」が配信される予定になっており、ゲームに「マングローブのブロック」やカエル、「沼のバイオーム」などが追加されることがオンライン・イベント「マインクラフト・ライヴ 2021」で発表されている。

また、同タイトルがPC向けのXboxゲーム・パスに登場することも発表されており、Java版とBedrock版が配信されるという。

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