『スーパーマリオワールド』のサウンドトラックを2020年に流出した大量の任天堂のゲームデータから復元させた事実が明らかになっている。
ツイッター・ユーザーのザ・ブリックスターは『スーパーマリオワールド』で使用された多くの音色の正式名称を割り出し、これによって音色のサンプリングを利用することが可能となっている。
ブリックスターは流出したファイルにゲームボーイアドバンスの『スーパーマリオ・アドバンス』のソースコードが含まれていることを発見した後、音源のサンプルを見つけたと説明している。このコードはオリジナル版のスーパーファミコンから再利用した音源を使用しており、これによりオリジナルのシンセサイザー音源を見つけることができたという。
既に存在していた楽譜と組み合わせることでスーパーファミコンのサウンドチップで処理・圧縮される前のサウンドでサウンドトラックが復元されている。
復元された曲のプレイリストはこちらから。
続く投稿でザ・ブリックスターは復元したサウンドトラックへの批判を受けて次のように述べている。「正直、これらのサウンド・トラックは完全なパッチにはなっていないようだ」
What if Kondo wasnt limited to the small sound ram size, and he could use sounds to their fullest? We may never know if he did, of course, since no demo versions of tracks for Super Mario World were ever officially released, but these I think would be similar to such tracks. 2/2
— The Brickster (@lebrickster) February 5, 2021
彼は次のように続けている。「『スーパーマリオワールド』の曲のデモは正式にリリースされておらず」、「近藤浩治がRAM容量の小ささに制限されず、音を最大限に活用できていたら」彼の30年前のオリジナルトラックはどのようなサウンドだったのかを試すための実験でしかないと述べている。
その他のマリオ関連のニュースとしては、日本の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」 で最近開催された先行体験からの映像が海外メディアによっても公開されている。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.