Photo: Niantic

イギリス初となるイベントの開催を今週末に控え、ナイアンテック社のマーケティング担当者がリリースから5周年を迎えた『ポケモンGO』の今後の方針について語っている。

『ユーロゲーマー』のインタヴューには『ポケモンGO』のディレクターであり、ナイアンティック社の総合プロダクト・マーケティングを担当するマイケル・ステランカと、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域のプロダクト・マーケティング責任者のフィリップ・マーズの2名が応じている。2人はリヴァプール南部の「セフトン・パーク」で開催中の限定イベント「サファリ・ゾーン」について言及しているほか、『ポケモンGO』の今後について述べている。

今回のインタヴューではAR(拡張現実)技術のゲームへの導入状況とゲーム体験に与える影響について議論されている。

マイケル・ステランカは「ゲーム内に3Dのマップを搭載していくことでAR技術のさらなる可能性を引き出すことができると思いますし、そのアイデアを徹底して実現できれば『ポケモンGO』プレイヤーの皆さんに喜んでいただけると思います」と説明している。

また、「『ポケモンGO』のいちプレイヤーとして、個人的には今後訪れるであろうAR技術のパラダイムシフトとも言うべき急速な進化に期待しています」と続けている。

一方、フィリップ・マーズは『ポケモンGO』の向こう5年間の方針について次のように答えている。

「技術面から言うと、まだまだ課題があると思っています。コンテンツについては現在ゲームに登場しているポケモンの種類が限られていますが、それ以外の魅力的なコンテンツを提供していくことで勢いを維持していきます。また、『ポケモンGO』を今後5年に限らず10年、15年と続く長寿ゲームにするという使命と野心を持ち、そのために注力していきたいと考えています。未来のことは誰にもわかりませんが、少なくとも過去5年間の実績と勢いを考えるとやれるのではないでしょうか?」

インタヴューでは今のところ『ポケモンGO』に登場していない「カクレオン」について言及する場面もあり、マイケル・ステランカは「カクレオン」が周囲の景色にとけ込むことができる特殊なポケモンであるため、能力に合わせた形で登場させる必要があると回答している。

その他のニュースとして、テレビドラマの「ドクター・フー」が原作のSFアドベンチャー・ゲーム『ドクター・フー:エッジ・オブ・リアリティ(真実の狭間)』が10月14日からプレイステーション4、プレイステーション5、Xbox One、XboxシリーズX/S、PC向けに発売されている。なお、Nintendo Switch版は10月28日に発売が予定されている。

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