『コール オブ デューティ』シリーズを手掛けているアクティヴィジョン・ブリザード社は、2003年からスタートした同シリーズのこれまでの売上高が270億ドル(約2兆8,000億円)以上となっていたことを発表している。
このことは先日のアクティヴィジョン・ブリザード社の決算発表から明らかとなっている。同社の社長兼COOであるダニエル・アレグレはその業績を受けて「(コール オブ デューティは)史上最も成功したゲーム・シリーズの一つ」になったと述べている。
『コール オブ デューティ』シリーズはインフィニティ・ウォード社が開発し、2003年にPC向けに発売した第一作から始まっている。
アクティヴィジョン・ブリザード社のCEOであるロバート・コティックは決算発表で、『コール オブ デューティ』シリーズのプレイヤー数が2020年に2億5,000万人を超え、2017年と比較すると1億8,000万人増加したと述べている。
シリーズの作品のうち『コール オブ デューティ ウォーゾーン』や『コール オブ デューティ モバイル』など、無料でプレイすることができるゲームが人気となっているのもプレイヤー数が増加した要因となっている。
シリーズ全体としては「月間アクティヴ・プレイヤー数:1億人以上」を5期連続で維持しており、このプレイヤー数は2018年度と比較して4,000万人増加している。
またCFOのデニス・ダーキンは決算発表で、2021年の年末までに「迫力のある高い品質の新作」が出ると発言しているものの、それ以上の詳細は明らかにしていない。
その他の関連ニュースとしては、『コール オブ デューティ ウォーゾーン』の6万人分のアカウントが不正行為で新たに利用停止となっている。アクティヴィジョン社は現地時間2月2日の公式アップデートに際し、不正行為に対する取り込みについて発表している。
またアクティヴィジョン・ブリザード社は『ウォークラフト』の世界観を踏襲した複数の無料モバイル・ゲームを開発中であると明らかにしており、CEOのロバート・コティックは、作品の昔からのファンも『ウォークラフト』の世界を「全く新しい方法で」体験することになるだろうと述べている。
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