Photo: Riot Games

ライアットゲームズはMMORPG『リーグ・オブ・レジェンド』について、10月20日に配信されるパッチで「(対戦チームとも交流できる)全体チャット」機能を無効にすることを発表している。理由としては対戦チーム間の「言葉による暴力」が挙げられている。

10月12日に公開された『リーグ・オブ・レジェンド』の公式サイトのブログ記事によると、まもなく配信される「パッチ11.21」で同作のマッチメイキングキュー(対戦待ちの画面)での「全体チャット」機能が無効化されるという。ブログ記事は「全体チャットを通して拡大しつつあるネガティヴな行為を抑制するためには、仕方がないと考えています」と説明されている。

なお、(味方チーム間での)チームチャット、対戦終了時のチャット、エモートの表示などに変更はないという。

「パッチ11.21」は今回の発表から約1週間後となる現地時間10月20日に配信が予定されている。ライアットゲームズは「言葉による暴力」の報告件数やペナルティーの適用率、アンケート、プレイヤーからのフィードバックを通して、今回の変更による影響を精査するとしている。

ライアットゲームズは全体チャットを無効化しても「言葉による暴力」がなくなることはないとしながらも、次のように述べている。「チームチャットでも言葉による暴力が発生していることから、全体チャットを無効にするだけではすべての暴言を排除できないと理解しています。ただし、チームチャットはチームが連携を取るための重要なツールであり、たとえネガティブな体験の元になるとしても、その存在価値は全体チャットよりも遥かに高いと考えています」

投稿サイト『レディット』の掲示板「r/leagueoflegends」では、同作のプレイヤーたちが今回の変更について議論しており、賛否両論に分かれている。全体チャットの削除の賛成派もいれば、全体チャットは現状で既に手動でオフにできるため、今回の措置は的を得ていないと考えている反対派もいる。

ユーザーの「u/ThisIsSnake」は「全体チャットをうまく活用すると、他の9人のプレイヤーと一緒に試合に集中することができます」とコメントし、次のように続けている。「1人のプレイヤーが全体チャットを使って自分のチームメイトの不満を(相手チームにも伝わってしまうのに)20分間も言い続けるのは確かに不適切な使い方です。今回、(試合を盛り上げる)素晴らしいツールとして全体チャットを使用できなくなってしまいますが、それで良いのでしょうか?」

その他のニュースとして、『バック・フォー・ブラッド』や『バルダーズ ゲート 3』など、新たに10本のゲームがエヌヴィディア社のDLSS技術に対応することが同社の公式サイトで発表されている。

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