Photo: Riot Games

『リーグ・オブ・レジェンド』の世界選手権で賭博を目的に所属チームの戦略をリークしたとして、プロ・プレイヤーに残りの試合への出場停止処分が下されたことが明らかとなっている。

10月5日から開催中の国際大会「2021 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」に出場していた台湾出身の「マオアン」ことチェン・マオアン選手は、大会の残りの試合への出場停止処分を受けたという。同選手は今年結成したばかりのプロeスポーツ・チーム「ビヨンド・ゲーミング」に所属しており、今回の大会では「ミッド・レーナー(『サモナーズ・リフト』のマップの中央を走る『ミッド・レーン』でチームのエースとして戦う役割を持つ)」のポジションで出場していた。大会の主催者であるライアットゲームズによると、チェン・マオアンの出場停止処分は賭博の目的で所属チームの大会戦略を友人に漏洩したことが原因とされている。

これについて『リーグ・オブ・レジェンド』の競技運営チームは10月9日に「チェン・マオアンが賭博を目的として本日の試合の内部情報を友人に提供したことを示す決定的な証拠を入手しました」と公式ツイッター・アカウントで声明を発表している。

チェン・マオアンは今大会の重要な局面となる「プレイ・イン」ステージの最終試合で所属チームの「ビヨンド・ゲーミング」が選ぶ可能性のあるチャンピオン(キャラクター)を友人に教えたと見られている。eスポーツのオンライン賭博サイトでは、現在開催中の世界選手権の試合で選ばれるチャンピオンを賭けることができる。つまり、出場チームの戦略を掌握している人間が賭けに参加すれば大きな利益を得られる可能性が高くなる。

大会の競技運営チームはさらに「チェン・マオアンは『2021 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ』の残りの期間で出場停止となり、徹底的な調査を経た後に追加の懲罰を受ける可能性があります」と述べている。

チェン・マオアンは今回の処分で賞金総額22億2500万ドル(約2500億円)を懸けて戦うチャンスを失っている。また、所属チームの「ビヨンド・ゲーミング」は今回「ミッド・レーナー」の補欠選手を用意していなかったためチェン・マオアンに代わって急遽「ハスキー」ことホァン・チンチェン選手を代役に立てて残りのトーナメントに挑んだものの、10月9日まで行われた「プレイ・イン」ステージで敗退している。

今回の事態を受けて「ビヨンド・ゲーミング」の創設者でありオーナーの「ディンター」ことシュ・ホンウェイは自身のフェイスブックで「今回の事に失望し、憤りを感じている皆様にはお詫びすることしかできません」とファンに向けて謝罪のメッセージを掲載している。

その他のニュースとして、タクティカル・シューター・ゲーム『レインボーシックス シージ』では最新のトレイラー動画が公開されており、動画では2019年に開催された「ハロウィン」の期間限定イベント「ドクターズ・カース」が復活することが予告されている。

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