Photo: Riot Games

『リーグ・オブ・レジェンド』の次期アップデート「パッチ11.20」がパブリックベータ環境で公開され、追加予定のハロウィンスキンのラインナップやゲームバランスの調整が行われることが明らかになっている。

パブリックベータ環境はゲーム内でまだ導入されていない要素を試すことができるサーバーとなっており、『PCゲームズN』によると同サーバーで「パッチ11.20」の内容が公開されている。

『リーグ・オブ・レジェンド』ではハロウィンを記念して、「フィオラ」、「ポッピー」、「ユーミ」、「シンドラ」、「ナミ」、そしてプレステージ版「魅惑の魔女 モルガナ」の6種類のスキンが追加予定となっている。

また、チャンピオン「アムム」の弱体化といったバランス調整も行われている。現在「アムム」は複数のレーンでスキルを発揮しているが、新たなパッチではスキル「絡みつく包帯」で与えるダメージを減少させて、スキルの発動に必要な「マナコスト」を大幅に増加させている。

さらに、「ジャグラー」が使用するサモナースキル(チャンピオンが固有するスキル)「スマイト」の回復効果が15パーセントから10パーセントへ縮小される。「アムム」の他にも「タリヤ」はスキル「スレッドボレー」が弱体化されており、後続のヒットでモンスターに与えるダメージが減少することになる。「ジャーヴァンIV」の固有スキルは、敵の体力に応じて与えるダメージの割合が10パーセントから8パーセントに引き下げられている。

一方、「エリス」、「へカリム」、「ウディア」といったチャンピオンたちはパワーが強化されている。「へカリム」はスキルのクールダウン・タイムが減少し、チャンピオン以外の敵から受ける回復量が上昇している。「エリス」は体力値とアーマーのレベルがわずかに上昇するほか、「ウディア」はスキル「不死鳥の型」で与えるダメージが増加している。

トップレーンで最も有利な変更が行われるチャンピオンは「ダリウス」となっている。スキルのクールダウン・タイムが全てのランクで5秒となり、ランクによっては2秒も短縮されることになる。

しかし、「シンジド」や「シェン」といった特定の「トップレーナー」にとって「パッチ11.20」はあまり嬉しいアップデートとは言えないという。「シンジド」はスキル「すくい投げ」で与えるダメージが減少し、「シェン」は固有スキルで展開できるシールドの効果が弱くなっている。また、「イレリア」の固有スキルではスタック数に応じて攻撃力が変化するがその比率が30パーセントから20パーセントに減少している。

「パッチ11.20」はパブリックベータ環境にまだ残っているため、リリース前に一部変更や削除が行われる可能性もあるが、『リーグ・オブ・レジェンド』の国際eスポーツ大会が新たなパッチで開催される予定となっていることから、混乱を避けるためにも開催直前での大幅な変更はないものと見られている。

その他のニュースとして、かつてソニー・インタラクティブ・エンタテインメント・アメリカで社長兼最高経営責任者だったショーン・レイデンが、プレイステーション専用タイトルをPC向けにもリリースするようになった理由を語っている。

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