Photo: FromSoftware

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントはアクションRPG『デモンズソウル』やアクション・アドベンチャー・ゲーム『ワンダと巨像』などのリメイクを手がけたブルーポイント・ゲームズの買収を発表している。

ブルーポイント・ゲームズはクオリティの高いリメイク版やリマスター版を手がけることで知られており、これまでにプレイステーションの名作ゲームの移植などにも取り組んでいる。同スタジオはアクション・アドベンチャー・ゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』や『ワンダと巨像』のプレイステーション向けのリマスター版を手がけており、『アンチャーテッド』シリーズ全3作をプレイステーション4向けにリマスターした『アンチャーテッド コレクション』の開発にも携わっていた。

同スタジオとプレイステーションとの関係性は今回の買収でさらに深まることになる。

「ブルーポイント・ゲームズは業界最高水準のリマスターやリメイク作品でその名を轟かせています」と、プレイステーション・スタジオの統括責任者を務めるハーマン・ハルストはプレイステーションの公式ブログで述べている。「ブルーポイント・ゲームズはゲームタイトルを発表するたびに、コンソールの要となるヴィジュアルやゲームプレイのレベルを高めてきました。また、美しい世界観と心をつかむキャラクターに関する膨大な専門知識は、今後のプレイステーション・スタジオの作品にとって大きな強みとなるでしょう」

ブルーポイント・ゲームズは直近ではプレイステーション5版『デモンズソウル』のリメイクを手掛けており、リメイク版は発売以降140万本を超えるセールスを記録している。

ブルーポイント・ゲームズの社長であるマルコ・スラッシュは同ブログで次のように述べている。「プレイステーションにはゲーム業界を代表する作品がたくさんあり、私たちにとって名作ゲームを新たなプレイヤーにお届けできることは何よりの喜びです。プレイステーション・スタジオの一員になることで、私たちのチームはクオリティーの水準をさらに高め、今まで以上にインパクトのある作品をプレイステーション・コミュニティにお届けします」

ブルーポイント・ゲームズの次回作のゲームについてはまだ正式には発表されていないものの、同スタジオは次回作が完全オリジナル作品になることを『IGN』のインタヴュー(英語版)で明らかにしている。

「次のプロジェクトとして、現在オリジナル・コンテンツに取り組んでいます」とマルコ・スラッシュは語っており、次のように続けている。「詳細は明かせませんが、これこそが私たちが発展していく上での次のステップになっています」

「私たちはオリジナル・ゲームを開発する考えを胸に秘めて準備を進めていました。今回ようやくソニーのサポートを得て、私たちはついに前に進み、私たちができること、そしてプレイステーションができることを示す時がきたのです」

その他のニュースとして、『グランド・セフト・オート』の3部作のリマスター版とされる作品が韓国のレーティング審査を通過したことが報じられている。

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