Photo: Matt Winkelmeyer/Getty Images, Stephane Cardinale/Corbis via Getty Images

スーパーマリオブラザーズ』を題材にした新作アニメーション映画の声優キャストが発表されている。「マリオ」の声は俳優のクリス・プラットが担当する。

「ピーチ姫」の声はアニャ・テイラー・ジョイ、「ルイージ」役はチャーリー・デイ、「クッパ」役はジャック・ブラック、「キノピオ」役はキーガン・マイケル・キーが担当するなど、豪華な顔ぶれとなっている。

また、セス・ローゲン(ドンキーコング役)、フレッド・アーミセン(クランキーコング役)、ケビン・マイケル・リチャードソン(カメック役)、セバスチャン・マニスコ(ブラッキー役)らの出演も発表されている。さらに、1990年代から「マリオ」、「ルイージ」、「ワリオ」などの『マリオ』シリーズのキャラクターの声を担当してきたチャールズ・マーティネーが新作アニメ映画でカメオ出演することも発表されている。

今回のニュースは9月24日午前7時より配信された新作情報番組「ニンテンドーダイレクト」で発表されており、映画は北米で2022年12月21日に公開(その他の国や地域については後日発表)される予定になっている。製作にはユニバーサル・ピクチャーズと任天堂が出資しており、映画の配給はユニバーサル・ピクチャーズ傘下の映画会社イルミネーション・エンターテインメントが行う。

アニメーション映画のプロデューサーは『スーパーマリオ』の生みの親である宮本茂とイルミネーション・エンターテインメントの創業者であるクリス・メレダンドリが共同で務める。監督はアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックが務めるほか、脚本は『レゴ・ムービー2:ザ・セカンド・パート』やイルミネーション・エンターテインメントより2022年に公開予定の『ミニオンズ フィーバー』などに携わってきたマシュー・フォーゲルが手がける。

クリス・メレダンドリはこの映画について「ニンテンドーダイレクト」で次のようにコメントしている。「宮本さんや任天堂のチームと協力しながら、アニメーション映画でこれらのキャラクターたちに命を吹き込むという、これまでにイルミネーション(・エンターテインメント)が手掛けてきた作品にはなかったような特別な機会をいただけて光栄です」

また、宮本茂は次のように述べている。「キャラクターのライセンス映画を製作するのではなく、スーパーマリオをスクリーンで観て、ゲームを知っている人も知らない人も楽しめる娯楽作品を目指して、クリスさんが率いるベテランチームと制作しています」

「多くの学びを得ながらも、製作は順調に、かつ有意義に進んでいます。公開までもう少しお時間をいただくことになりますが、劇場の画面で動き回る個性あふれるキャラクター達にご期待ください」

なお、『マリオ』シリーズが映画化されるのは今回が初めてではなく、1993年にはボブ・ホスキンスが「マリオ」役を、ジョン・レグイザモが「ルイージ」役を演じた実写版の映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』が公開されていた。作品の評価は賛否両論に分かれており、興行収入としてはヒットには至らなかったものの、本作は後年まで一部のファンたちの間で根強い人気を維持する作品となっている。

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