Photo: Hideo Kojima

ゲーム・デザイナーの小島秀夫は今後ゲームをどのように進化させていきたいかという質問に対して「リアルタイムで変わっていくゲーム」を作りたいと述べていることが明らかとなっている。

小島秀夫は雑誌『anan』のインタヴューで、テクノロジーの変化に合わせて常にゲームも進化させていきたいと語っている。彼がプロデューサーを務め、コナミから発売されたゲームボーイアドバンス用アクションRPGの『ボクらの太陽』は太陽光を使って敵の「ヴァンパイア」を倒す内容となっている。彼は同作品について、当時の新技術をどのように活用したのか詳細に語っている。

「僕がやりたいのは、リアルタイムで変わっていくゲームです。せっかく全世界のいろいろな年齢、職業の人が同じゲームをやっているのに、みんながみんな、同じようにプレイしている。そうではなく、住んでいる場所や、その人の感覚で変化していくものですね」

「太陽の光量をゲームに反映させてヴァンパイアを倒すので、遊ぶ場所や時間によってゲームに変化があるわけです。そんな仕掛けが、人が作ったシステムをリアルにつなげてくれるんです」

また、小島秀夫は「遊ぶ側がクリエイティブになっている」と述べている。「これまでは作る側とプレイヤーと批評家がいる世界でしたが、今はプロゲーマーとゲーム実況者がいて、さらに最近ではゲーム内カメラマンまでいますから」

小島秀夫は次のように続けている。「僕が運動場を作り、そこでみんなが遊んでいる」

また、小島秀夫は最近フィジカル・メディアのない未来を危惧していた。彼は8月5日に自身のツイッターで「いずれデジタルデータさえ、個人主導で所有出来なくなる」ことを懸念しており、そのような事態が生じることが「怖い」と述べていた。

小島秀夫は次のように続けている。「世界が、国や政府、思想や風潮に何か大きな変化と事故が起こった時、それらへのアクセスが突然、絶たれることもあり得る」

「愛してきた数々の映画や本、音楽に自由に触れることは叶わない。持たざる者となる。それが怖い。これは物欲ではない」

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