Photo: Francesco Carta fotografo

エルサルバドルで「ビットコイン」が正式に法定通貨となったことが報じられている。暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを法定通貨とするのは同国が世界初となっており、国民はビットコインを使って税金などの支払いができるようになる。

9月7日からビットコインを法定通貨とする法律が施行されており、ナジブ・ブケレ大統領は同日を「ビットコイン・デー」と銘打っている。アメリカのニュースサイト『ザ・ヴァージ』によると、エルサルバドルではビットコインで税金が納められるようになり、店頭の商品も購入できるようになるという。

ナジブ・ブケレ大統領は9月6日深夜に200ビットコイン、9月7日に150ビットコインを追加で購入しており、現時点で合計550ビットコイン(約28億2000万円相当)を保有していることを明らかにしている。

ビットコインの法定通貨化にあたり、エルサルバドル政府は電子財布「チヴォ(Chivo)」を導入しており、登録者には約3310円相当のビットコインが配布される。またビットコインを米ドルに換金できるATMを200台近く国内各地に設置するなど、ビットコインを普及させるための施策が行われている。

スウェーデンのニュースサイト『Svt.se』によると、今年6月にナジブ・ブケレ大統領は「ビットコインの法定通貨化は短期間のうちに『非公式経済の中で暮らす』たくさんの国民を経済活動に取り込むことができます」と述べ、この政策が「これから何百万人もの生活の質の向上をもたらす」ことを期待していると語っている。

エルサルバドルでは多くの国民が海外で働く家族からの仕送りに依存しているが、ビットコインの法定通貨化により海外からの送金に高額な手数料の支払いが必要なくなり、仕送りがより簡単なものになるという。

一方で、ビットコインは価格の変動が激しく相場を予測することが難しいため、法定通貨として利用することはリスクが高いとする意見も上がっている。

その他のニュースとしてSFアクション・アドベンチャー・ゲーム『ノー・マンズ・スカイ』のスチームでのレヴューが「やや好評」へと変化したことが明らかになっている。発売当初は多くの批判が殺到していたが、開発元のハロー・ゲームズは約5年にわたって改善のための無料アップデートを配信し続け、その努力がようやく報われたと見られている。

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