Photo: Riot Games

対戦型シューティング・ゲーム『ヴァロラント』にDJ兼プロデューサーとして知られるゼッドとコラボレーションしたスキンやサウンドが導入されることが明らかとなっている。

ゼッドは本日公開された『ヴァロラント』の公式YouTube動画で今回のコラボレーション・コンテンツである「スペクトラム」について次のように紹介している。「色彩と音の組み合わせによってゲーム体験を別次元へと引き上げ、プレイヤーからパフォーマーへと進化を促します」

「スペクトラム」にはゲームに登場する銃器「ファントム」、「ガーディアン」、「ブルドッグ」、「クラシック」用のスキンや、近接武器の「ウェーブフォーム」用スキンなどが含まれている。それぞれのスキンには3つのカラー・バリエーションが用意されており、アップグレードも可能となっている。「スペクトラム」は9月9日に発売が予定されている。

『ポリゴン』によれば、「スペクトラム」の価格はゲーム内貨幣で10,700VP(ヴァロラント・ポイント)となる。なお、イギリスでは現在12,000VPを99.99ポンド(約15,200円)で購入することができる。『ヴァロラント・ウィキ』によれば、アメリカでは11,000VPは99.99ドル(約11,030円)で購入できるようになっている。日本では10,500VPを11,000円で購入可能となっている。

ゼッドは「『スペクトラム』はただのコレクションではなく、表現方法の1つでもあるんだ」と述べている。彼はオーディオ面でも『ヴァロラント』のサウンド・チームと全面的に協力していると見られている。「クールでバランスがとれ、刺激的で心地いいサウンドスケープを一緒に制作したんだ」

また『ビルボード』の取材に応じ、今回のプロジェクトについて次のように述べている。「僕のロゴを入れるだけで終わりにしようなんて思ったことは一度もないんだよ。中身のないコラボレーションを見るたびに、ちょっと引いてしまうんだ。ある時から自分が情熱を注げるものにだけ取り掛かることにしようって決めたんだ。だから今回のコラボレーションでは、このゲームのことをよく知っているからこそ理想的な銃の感覚、音、見た目を正確にイメージできるんだ」

ゼッドとライアットゲームズのコラボレーションは今回が初めてではない。彼は2016年にMOBAゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会である「リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」のサウンドトラックとして“Ignite”をプロデュースしていた。

『ヴァロラント』の関連ニュースとして10月5日にリリースされるウィンドウズ11上で、同タイトルのプレイ中に不正行為を行うと、プレイヤーのアカウントだけでなく、PC本体にも停止処分が適用され、同タイトルをプレイできなくなることが明らかとなっている。ウィンドウズ11のシステム要件である「トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)」のデータ使用が、『ヴァロラント』に導入されているチート対策ソフトウェアの「ヴァンガード」によるPC本体のアクセス停止を可能にしているという。

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