『ポケモンGO』の開発元であるナイアンティック社はプレイヤーたちからの抗議を受け入れて、「ポケストップ」と「ジム」へのアクセス可能な距離を新型コロナウイルス感染拡大前の設定に戻す計画を撤回したことが明らかとなっている。
ナイアンティック社は、アクセス可能な距離の設定を現在の80メートルから新型コロナウイルス感染拡大前の40メートルに戻すことを計画していた。プレイヤーたちはこれに抗議し、ツイッター上にはハッシュタグ「#HearUSNiantic」と題した公開意見書が各コミュニティで拡散される事態となっていた。そのほか、「#BoycottNiantic」というハッシュタグでも抗議活動が行われていた。
アクセス可能な距離が80メートルに延長された当時、プレイヤーたちは新型コロナウイルス感染拡大に伴う仕様変更は「コミュニティに非常によい影響をもたらす」と述べており、物理的な距離をとることで交通量の多い道路を横断したり不法侵入をしたりするなどの問題がなくなり、ゲームがより安全に楽しめるようになると考えていた。
昨日、ナイアンティック社はアクセス可能距離を80メートルのまま継続する考えを『ポケモンGO』の公式ツイッターで発表している。
Trainers – we’re looking forward to sharing our plans as a result of the task force on September 1, but one thing does not have to wait! From now on, 80 meters will be the base interaction radius for PokéStops and Gyms globally. (1/2)
— Pokémon GO (@PokemonGoApp) August 25, 2021
この投稿では「今後のポケストップとジムへのアクセス可能な距離は、世界共通で80メートルを基本とします」と説明されている。同社は、アクセス可能な距離に関する懸念に対処するためにコミュニティのリーダーたちと対話の機会を設けるとも述べている。特別チームによる調査結果は9月1日に発表される予定となっているが、少なくとも争点となっていたアクセス可能な距離への影響は無いと見られている。
昨日の公式発表後、同社はツイッターで「抗議の声を上げて下さった皆さん」に対して「今回の撤回が多くのプレイヤーにとって利益となる内容であることに感謝しています」と述べている。
今後の変更については『ポケモンGO』の次期シーズンが始まる9月1日に発表される予定となっている。アクセス可能な距離は恒久的な変更となっており、さらに他の変更も予定されているとみられている。
その他のニュースとして、8月26日に「ゲームズコム2021」で初公開されたオープンワールド・アクション・アドベンチャー・ゲームの『ドケビ』は、『ポケモン』に影響を受けたゲームとなっていることが明らかとなっている。
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