Photo: Nintendo

ニンテンドー・オブ・アメリカが恒久的な閉鎖を求めて争っていた海賊版ゲーム配信サイト「ロム・ユニバース」について、裁判所が任天堂側の主張を認め、同サイトに対して「永久差止命令」を出したことが明らかとなっている。

ニンテンドー・オブ・アメリカは6月に『ロム・ユニバース』を所有および運営していたマシュー・ストーマンに対して、差止命令を求めて提訴していた。その後7月に同社は差止命令を求めて2度目の提訴をしており、これが裁判所によって認められたことが明らかになっている。この差止命令によってマシュー・ストーマンは『ロム・ユニバース』を再開することが禁じられている。

『ロム・ユニバース』によって生じた損害の賠償を求めてニンテンドー・オブ・アメリカはマシュー・ストーマンを訴えており、マシュー・ストーマンは現在ニンテンドー・オブ・アメリカに対し210万ドル(約2億2978万円)の債務を負っている。マシュー・ストーマンが運営する『ロム・ユニバース』では、ユーザーは任天堂のビデオゲームのROMファイルやその他著作権で保護された作品等を違法にダウンロードすることができるようになっていた。

ニンテンドー・オブ・アメリカの代理人もマシュー・ストーマンに対する永久差止命令をかねてから求めていたが、マシュー・ストーマンが訴訟の1年前にすでにサイトを閉鎖していたため、裁判所はこの訴えを棄却していた。ところが損害賠償の支払いがされなかったことから、ニンテンドー・オブ・アメリカは7月に再び差止命令を求めて提訴していた。

ニンテンドー・オブ・アメリカの訴訟代理人は次のように述べている。「被告が提案して合意した毎月50ドル(約5,525円)というささやかな支払いさえ行われていません。これは、当社が被告からもたらされる過去または将来の利益侵害に対して法による適切な救済手段を持たないことを示しており、永久的差止命令の必要性を強く求めます」

『トレントフリーク』によると、裁判官はニンテンドー・オブ・アメリカによる差止命令の要求を再度検討し、同要求を認める十分な理由があると判断したとされる。裁判官はマシュー・ストーマンに対し『ロム・ユニバース』の運営の禁止と、不正所有しているすべての海賊版ビデオゲームの破棄を命じている。

ニンテンドー・オブ・アメリカが差止命令を求めた理由として、『ロム・ユニバース』の閉鎖前は同サイトがマシュー・ストーマンにとって唯一の収入源であったため、マシュー・ストーマンが同サイトの運営再開を考えていたことが挙げられる。ニンテンドー・オブ・アメリカはマシュー・ストーマンが違法なROMファイルを配布することで利益を上げ続ける可能性を想定していたと見られている。

その他のニュースとして、ヨーロッパのプレイヤーたちがDDoS攻撃の影響で現地時間8月15日に 『ファイナル・ファンタジーXIV』をプレイできなかったことが報じられている。現在は復旧しており、スクウェア・エニックスは今回の攻撃について調査している。

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