ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントは現地時間8月9日にファニメーション・グローバル・グループを通じてAT&Tのアニメ事業「クランチロール」の買収を完了したことを発表している。今後、「クランチロール」は定額制サービス「プレイステーション・プラス」の「よりプレミアムなプラン」に登場すると見られている。
最終的な買収金額は約1300億円となっている。『ユーロゲーマー』によると、ソニーグループは「プレイステーション・プラスのプレミアムなプラン」の一部として、アニメ配信サービスの提供を計画していると見られている。
「プレイステーション・プラス」のプレミアムなプランでは従来の加入者限定特典に加えてアニメ配信サービス「クランチロール」が利用できるようになると推測されている。また、ソニーは同様のアニメ配信サービス「ファニメーション」も所有しているため、こちらもプレミアムプランに含まれる可能性がある。
Big news! Crunchyroll will continue its commitment to anime and its fans, now under Sony Funimation Global Group.
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— Crunchyroll (@Crunchyroll) August 9, 2021
ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントの会長兼最高経営責任者であるトニー・ヴィンシクエラは同社のプレスリリースで「私たちはできるだけ早く、ファンの皆さまがどの場所でも好きな方法でアニメ体験を楽しめる機会を作り出すことを目指しています」と述べており、「クランチロール」を「劇場、イベント、ホーム・エンターテインメント、ゲーム、配信、テレビなどのあらゆるプラットフォームで」利用できるよう計画していると述べている。
ソニー・グループの代表執行役 会長 兼 社長 CEOである吉田憲一郎は、「クランチロール」を買収した理由を次のように語っている。
「アニメは急速に成長している領域であり、世界中の視聴者を魅了し、感動を与えています。クランチロールとファニメーションの連携により私たちはアニメ・コミュニティの中心であるクリエイターやファンとの距離をさらに縮めることができます」
「プレイステーション・プラス」ではオンラインでゲームを楽しむことができるほか、ラインナップが毎月変わるフリープレイ作品がプレイステーション4向けに提供されている。8月のフリープレイ作品には『プランツ vs ゾンビーズ:ネイバービルの戦い』などが登場している。
その他のニュースとして、『エーペックスレジェンズ』のリード・ゲームデザイナーが2007年に性差別的・人種差別的な発言をしていたことが発覚して解雇されている。
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