Photo: CD Projekt Red

『サーバーパンク2077』のシニア・ゲームプレイ・デザイナーを務めていたパヴェル・カパラが同作の開発元であるCDプロジェクト・レッドを退社し、イギリスのプレイグラウンド・ゲームズに移籍してコンピュータRPG『フェイブル』のリブート版の開発に携わることが明らかとなっている。

パヴェル・カパラのリンクトインのプロフィールによると、現在彼はプレイグラウンド・ゲームズにプリンシパル・ゲームプレイ・デザイナーとして在籍しており、『フェイブル』の「戦闘システムの設計と導入を担当」しているという。このことから『フェイブル』の戦闘システムの詳細についてはまだ確定されておらず、同作の発売はまだ先になると見られている。

パヴェル・カパラはこれまで約7年間CDプロジェクト・レッドに在籍しており、最後の2年間は『サイバーパンク2077』の近接型戦闘システムやバランスの取れた武器のデザインを担当していた。また、他の制作チームと協力して、統一感のある戦闘システムをつくり上げてきた。

それ以前は『ウィッチャー3 ワイルドハント』のゲームプレイ・デザイナーとして、敵AIや行動の設計に携わっていた。また、『ウィッチャー』シリーズのデジタル・カードゲーム『グウェント:ウィッチャーカードゲーム』やシリーズに登場するミニゲーム『フィスト・ファイト』の開発にも取り組んでいた。

パヴェル・カパラは元々2014年10月にゲームプレイ・デザイナーのインターンとしてCDプロジェクト・レッドに入社し、徐々に昇進してシニア・ゲームプレイ・デザイナーとなっている。今回のパヴェル・カパラの移籍は、プレイグラウンド・ゲームズが『フェイブル』のリブート版で他社の作品に匹敵する高品質な戦闘システムを実現できるように強力な人材を迎え入れたことを意味している。

『フェイブル』のリブート版についてはこれまで詳細がほとんど明らかにされておらず、昨年公開されたCGトレイラー動画でもゲームの方向性が垣間見える程度にとどまっていた。先日、Xboxの事業責任者であるフィル・スペンサーは『フェイブル』のファンは『フォルツァ ホライゾン 5』のような作品を手掛けるプレイグラウンド・ゲームズを信頼すべきだと述べている。

彼は次のように続けている。「唯一言えることは、プレイグラウンド・ゲームズと制作チームのこれまでの実績を思い出してください、ということです。私はプレイグラウンド・ゲームズがゲームを制作する上で目指している品質基準を熟知しています。(今年11月に発売される)『フォッツア ホライゾン 5』のプレヴュー動画が公開されましたが、本作には多くのXboxファンの期待が集まっています。プレイグラウンド・ゲームズは最新作を素晴らしい作品にしようと集中して開発に取り組んでいます。同スタジオのディレクターのギャヴィン・レイバーンや制作チームを信じて発売日を楽しみにしていてください」

その他のニュースとして、ツイッチのストリーマー「ニンジャ」(本名タイラー・ブレヴィンズ)はツイッチが最高の動画配信サービスであると述べており、YouTubeがそれに及ばない理由を説明している。

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