スクウェア・エニックスの開発者たちのインタヴュー記事の中で『ファイナル・ファンタジー X』の主人公「ティーダ」はもともと配管工としてデザインされていたことが話題となっている。
これは『ファイナル・ファンタジー X』の発売20周年を記念して掲載された『ファミ通』の記事で触れられている。キャラクター・デザインを担当した野村哲也によると、もともと「ティーダ」は配管工という設定でデザインされており、オーバーオール(つなぎ)の服装はそれを意識したものになっているという。
同作のシナリオを担当した野島一成は開発の初期段階で本作が「水」をモチーフにした作品になると決定した当時のことについて「登場人物を水に入らせるため、企画の初期には、ティーダが水中配管工だという設定の時期もありましたね」と述べている。
その後、主人公の「ティーダ」は同作オリジナルの水中スポーツ「ブリッツボール」の選手という設定に変更されているが、この変更はプロデューサーの北瀬佳範によるアイデアだったという。
「スポーツの要素はそれまでの『FF』シリーズにはあまりありませんでしたから、新たな挑戦になると思ったのです」
「ティーダがもしスポーツ選手なら、『FF』シリーズにおいても、ひときわ異色の主人公になります。そこで野島さんと相談して、配管工から水中で活躍するスポーツ選手となっていきました」と北瀬佳範は続けている。
『ファイナル・ファンタジー』の関連ニュースとしては、『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』が7月29日よりスチームとスマートフォンで配信がされている。同作のスチーム版では『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーⅥ』までの6作品がセットになったバンドル版が用意されており、これまでのシリーズ作品がリマスター版となって収録されている。
同作のプレリリースの段階ではファンたちが「ゲーム内で使用されているフォントが読みにくい」と指摘していたが、この問題はすでに解決されていると見られている。
その他のニュースとして、本日16時に『ポケモンユナイト』の最新アップデートが配信され、同作の複数のポケモンが強化または弱体化される調整が適用されている。なお、今回のアップデートについては日本版と英語版の公式発表で違いがあることが話題となっている。
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