グーグルが新たに公開したグーグル・ステイディア向けの求人情報から、同社以外のゲーム開発会社が自社オリジナルのプラットフォームとしてグーグル・ステイディアを活用できる可能性が示唆されているという。
この求人情報ではグーグルのカリフォルニア本社に勤務するグーグル・ステイディアのプロダクト・マネージャーを募集している。その中に、グーグル・ステイディアの今後の計画を示唆する興味深い文章が記載されている。
「当社は独自のゲーム・プラットフォームの構築に加えて、自分たちのインタラクティヴなストリーミング・プラットフォームを構築したいと願うパートナーに向けて、我々のインフラとツールを提供することも重要な機会だと考えています。当社の目標は、ゲームを含むインタラクティヴなストリーミング・アプリケーションの業界を発展させる、長期的で持続可能なビジネスを構築することです」
グーグル・ステイディアは今後、「ホワイトラベル」と呼ばれる手法(ある企業が展開するサービスなどを自社のブランドとして販売する)を提供するのではと見られている。イギリスの小売業者「アズダ」や「テスコ」などの店舗では、多くの自社ブランド商品にホワイトラベルが採用されている。つまり、第三者企業(他社)が生産した商品が、ファースト・パーティ(自社)の商品として販売されている。
グーグル・ステイディアがプラットフォームとして提供されるようになると、パートナー企業の開発者たちはインフラを構築することなく、自社のストリーミング・サービスを展開することができるようになる。グーグル・ステイディアは今後もグーグルのクラウド型ゲーミング・プラットフォームの中核であり続けながら、ゲームの開発や販売はグーグルのみではなく、その他の企業によっても行われることになる。
グーグルは2019年にクラウド型ストリーミング・プラットフォーム「グーグル・ステイディア」を立ち上げ、ユーザーがインターネットに接続することでゲームをプレイできる環境を実現したが、当初の売上規模に達したかったために「グーグル・ステイディア」は縮小化され、今年2月には自社のゲーム開発スタジオ「ステイディア ゲームズ&エンターテインメント」が閉鎖されている。
また、求人情報からは、グーグルがより多くのデバイスに「グーグル・ステイディア」のサービスを展開していく方針も見受けられる。上記のポジションで採用された候補者は「ベンダーと協力して、グーグル・ステイディアのハードウェアとソフトウェアの要件をサポートするデバイスを拡大していく」責任者になるという。
その他のニュースとして、アクション・アドベンチャー・ゲーム『ゼルダの伝説 風のタクト』のファンが本作に戦略諜報アクション・ゲーム『メタルギア』シリーズの「ソリッド・スネーク」が登場するMODを制作している。
このMODでは「リンク」の「勇者の剣」と「弓矢」がそれぞれ「(逆手持ちの)CQCナイフ」と「(ハンドガンの)USP」に置き換わっているという。
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