Photo: Ivy Road/Annapurna Interactive

一人称視点のアドベンチャー・ゲーム『ザ・スタンリー・パラブル』、3Dアドベンチャー・ゲーム『ゴーン・ホーム』、『マインクラフト』を手掛けた開発者や作曲家たちが、新たなゲーム開発スタジオとなる「アイヴィー・ロード」を設立したことが明らかとなっている。

このニュースはアメリカのゲーム販売会社であるアンナプルナ・インタラクティヴが現地時間7月29日に開催したオンライン・イベントで発表されている。また同社はアイヴィー・ロードと提携して同スタジオが開発するタイトルをスチームで販売することも明らかにしている。

アイヴィー・ロードはメタフィクション・インディ・ゲームの『ザ・スタンリー・パラブル』や『ビギナーズガイド』を手掛けたデイヴィー・リーデン、『ゴーン・ホーム』や『タコマ』を手がけたアメリカのゲーム開発会社「フルブライト社」の創業者の一人であるカルラ・ジモンヤのほか、『マインクラフト』のサウンドトラックを作曲したミュージシャンの「C418」ことダニエル・ローゼンフェルドが共同で設立している。

『ゴーン・ホーム』は2013年にPC向けに発売された後、アンナプルナ・インタラクティヴが家庭用ゲーム機版へ移植して発売している。

現時点で、アイヴィー・ロードがどのようなゲームを開発しているのかは明らかになっていない。オンライン・イベントでは、C418が新たに作曲した音楽をピアノで生演奏する中、デイヴィー・リーデンとカルラ・ジモンヤがリラックスした雰囲気でお茶を飲みながら新スタジオの設立について語っている。

「まだお話しすることはできませんが、アンナプルナ・インタラクティブと協力して未発表の新作を制作していきます」

開発内容を明かす代わりに、デイヴィー・リーデンはカルラ・ジモンヤに「君が本当にゲーマーなら、ゲームのタイトルを1万本挙げてみてよ」と質問し、彼女が「『ファイナル・ファンタジー1』から『ファイナル・ファンタジー10,000』かな」と答えるなど、冗談を言い合いながら同スタジオについて語っている。

アイヴィー・ロードは公式サイトに現在のスタッフ名を掲載しており、オーラ・トリオロ、テミトペ・オリュジュビ、ルーシー・ローゾン、ハンナ・キム、ブラッド・テイラー、ナタリー・ファウンドレイン、 パトリック・マクダーモットなどが在籍している。

また同スタジオの公式ツイッター・アカウントには「私たちのSNSは、制作中のゲームについてお伝えできる情報が増えるまではあまり稼働しないつもりです」とツイートしている。「ですが、その日が来たらすぐにここですべての情報をシェアします。乞うご期待!」

その他のニュースとして、エピック・ゲームズ・ストアでは現在、FPS『マザーガンシップ』と鉄道シュミレーションゲームの『トレイン・シム・ワールド2』がフリー・プレイ作品として提供されている。また、8月にはアマゾンのプライム・ゲームでこの2作品のほか、『インディジョーンズ アトランティスの秘宝』が登場する予定となっている。

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