Photo: Capcom

カプコンは『モンスターハンターライズ』の最新クロスオーバーとして名作アドベンチャー・ゲーム『大神』に登場した白狼の姿をした太陽神「アマテラス」が登場することを発表している。

「アマテラス」は7月30日に配信されるダウンロード・コンテンツで『モンスターハンターライズ』に登場する。今回のコラボレーションの紹介動画や公式サイトでの発表を確認する限り、「アマテラス」は固有のキャラクターとしてではなく、ゲーム内でプレイヤーの狩猟を支える犬の「オトモガルク」用の重ね着装備「なりきりアマテラス」として登場する予定となっている。

「なりきりアマテラス」は「和」をモチーフにした新たなイベントクエストで手に入ると告知されているが、それ以上の詳細についてはまだ明らかにされていない。

『モンスターハンターライズ』のプレイヤーは「オトモガルク」に乗り、ゲーム内のフィールドをスタミナを消費せずに移動することができる。今回のコラボレーションにより、プレイヤーは「オトモガルク」に「なりきりアマテラス」を装備させることで「太陽神」に乗ってフィールドを移動できるようになる。

「アマテラス」は2006年に発売されたプレイステーション2向けソフト『大神』で初登場している。『大神』はカプコンの子会社であるクローバースタジオが開発し、ディレクターは神谷英樹が務めている。神谷英樹は本作を手掛けた後に現プラチナゲームズに移籍している。『大神』は古代の日本にちなんだ作品で、水墨画のようなヴィジュアルを採用しており、『ゼルダの伝説』を彷彿とさせるゲームプレイの要素も導入されている。

『大神』の最大の特徴としては、プレイヤーがゲーム内で直接絵を描くことでプレイヤーが操作する「アマテラス」が使える様々な奇跡の力を引き出せる「筆しらべ」というゲーム・システムが挙げられる。

2008年に発売されたWii移植版ではWiiリモコンとヌンチャクを使用して、手を動かしながら直感的に絵を描くことができるようになっている。その後発売されたプレイステーション3移植版やNintendo Switch移植版では、モーション・コントローラーの「プレイステーション・ムーヴ」やJoy-Conコントローラーを使用することで同様の操作が可能となっている。

今回の『大神』とのクロスオーバーは、『モンスターハンターライズ』の「カプコン コラボ」シリーズの第2弾となっている。「カプコン コラボ」の第1弾としては『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』に登場するオトモアイルー「ツキノ」になりきれる「オトモアイルーの重ね着装備」が6月18日のアップデートで追加されている。

「カプコン コラボ」の第3弾は2021年8月、第4弾と第5弾は2021年秋以降に登場する予定となっている。第3弾以降のクロスオーバーの詳細についてはまだ明らかにされていない。

『モンスターハンターライズ』は現在Nintendo Switch専用ソフトとして発売されているが、2022年の前半にはPC向けが発売されるという。

その他のニュースとして、カプコンの代表的な格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズのモバイル版である『ストリートファイター:デュエル』が海外向けにもリリースされることが明らかとなっている。『ストリートファイター:デュエル』はこれまで中国での独占配信となっていた。

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