Photo: EA Games

SFホラー・アクション・ゲーム『デッドスペース』のリメイク版の開発に『デッドスペース2』の中心メンバーが携わっていることが発表されている。

エレクトロニック・アーツの子会社である開発元のモティーヴ・スタジオは、公式ブログに「リメイク版の開発チーム」と題したインタヴュー記事を公開し、制作に関する詳細を明らかにしている。モティーヴ・スタジオといえば『スター・ウォーズ バトルフロント』や『スター・ウォーズ バトルフロント2』のシングルプレイ・キャンペーンの開発についてはすでに多くのことが語られているが、今回のブログ記事では、シニアプロデューサーのフィリップ・ドゥシャルム、クリエイティヴ・ディレクターのロマン・カンポス=オリオラ、アートディレクターのマイク・ヤジージャンが登場し、『デッドスペース』のリメイク版に対する考えや取り組みが紹介されている。

マイク・ヤジージャンは以前、エレクトロニック・アーツのモントリオール・スタジオで『デッドスペース2』のディレクターを務めていたため、この経験が「貴重な資料一式」や「ユニークな考え方」を与えてくれたとブログで説明している。

「実は『デッドスペース2』の時の古いノートが出てきたんです」とマイク・ヤジージャンは語っている。「ヴィセラル・ゲームズ社とともにゲームを開発していた当時に共有していた『デッドスペース2』のノートを始めとする資料をすべて見ることができ、本当に役に立ちました。コンセプトアート、ヴィジュアル・ガイドライン、情報の元資料、ヴィセラル・ゲームズ社との会話のメモや彼らが私たちから得た知識などのすべてが記されています。これらはすべてリメイク版に取り入れられています」

また、リメイク版『デッドスペース』では何が新しくなっているのか、何がオリジナル版と同じなのかについてもブログで説明されている。「本作は新たな解釈を加えるというリブート版でもなければ、技術的な改善を加えたリマスター版でもありません」

「オリジナル版が持つ特別な魅力を尊重して維持しつつ、新たなエンジンで一からすべてを作り直すリメイク版」を目指していると述べられている。

リメイク版『デッドスペース』はエレクトロニック・アーツの内製エンジン「フロストバイト」を採用しており、「アイテム、キャラクター・モデル、環境」はすべてゼロから再構築されることになる。

また以前の報道によると、クリエイティヴ・ディレクターのロマン・カンポス=オリオラがオリジナル版から削除された内容をリメイク版で復元する可能性があると明かしている。

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