Photo: Amazon Game Studios

来月に発売が予定されているMMORPG『ニューワールド』のクローズド・ベータテストが開始され、すでに多くのプレイヤーが参加していると報じられている。

スチーム・データべースによると、アマゾン・ゲームスタジオは『ニューワールド』のクローズド・ベータテストを現地時間7月20日から開始しており、公開から24時間を待つことなく同時接続者数が19万811人に達している。

また、ツイッチでも人気を集めており『デキサート』によると、『ニューワールド』の視聴者数は『グランド・セフト・オート V』や『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』といった他の人気タイトルの視聴者数を破り、60万人を突破している。これは、ツイッチの配信カテゴリー「雑談」よりもはるかに多い視聴者数だという。

一方で、アクセスが殺到したことからゲームサーバーへのアクセスに問題が発生していた。アマゾン・ゲームスタジオは『ニューワールド』の公式ツイッター・アカウントで、不具合の修正に対処していることを明らかにしている。

また「テキスト音声合成のバグ、一時的にアカウントが利用停止になる、クエスト『インクウェル洞窟への旅』の課題」など、初日に発生した不具合についても記載している。

「私たちは適切な動作を目指して、できるだけ迅速にこれらの不具合に対処しています」と公式ツイッターには投稿されている。「熱狂的な反響をいただいたため、私たちのサーバーの使用容量が限界に達してしまいました。サーバーの使用容量が100%になるほどプレイしていただけるのは有難いのですが、皆さんが早くログインしてプレイできるようにしたいと考えています」

『ニューワールド』のクローズド・ベータテストは現地時間8月2日まで実施される予定となっている。製品版を予約するか、テスターとしてゲームに登録すると本作をプレイすることができるが、クローズド・ベータテストへのアクセスキーは予約者のみが入手できる。製品版は現地時間8月31日に発売が予定されている。

本作は何度も発売日が延期されるなど困難が続いていたが、テスト版への関心の高さから、長い開発期間を掛けたアマゾン・ゲームスタジオの努力が実ったものと見られている。

同スタジオは、基本プレイ無料のオンライン・シューティングゲーム『クルーシブル』が大失敗に終わったり、テンセントと共同開発中であった『ロード・オブ・ザ・リング』のMMOが両者間で契約条件が合意に至らず制作が中止になるなど、大規模な予算を掛けた主力ゲームの制作が数々の挫折に見舞われていた。

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