Photo: Nintendo

任天堂はニンテンドー3DSとWii U内のeショップでのカード決済の取り扱いを2022年1月に終了することを発表している。

同社は日本語公式サイトのサポートページのほか、公式ツイッター・アカウントでも発表しており、「『ニンテンドー3DSシリーズおよびWii U内のニンテンドーeショップにおけるクレジットカードと交通系電子マネーのご利用取扱い終了について』のお知らせを掲載しました」と投稿している。

カード決済の取扱いは日本時間の2022年1月18日午前9時をもって終了する予定となっている。ただしカード決済の取扱いが終了した後も、引き続き双方のeショップでアイテムを購入する方法が用意されている。

公式サイトでは、従来通り任天堂ホームページからニンテンドープリペイドカード、オンライン決済サービス「paypal」、クレジットカードを利用して、ニンテンドーeショップでダウンロード・コンテンツを購入する方法が紹介されている。ユーザーがニンテンドー3DSシリーズやWii Uで使用しているニンテンドーネットワークID(NNID)と、無料で作成できるニンテンドーアカウントを連携させて各ゲーム機器のeショップ残高をまとめるか、もしくはクレジットカードを用いて任天堂ホームページ上で残高を追加することで、引き続きコンテンツを購入することができる。

今回の取扱い終了に伴い、来年1月18日以降はインターネットブラウザの「フィルタリング機能」を解除できなくなること(ただし、これまで一度でも設定を解除したことのあるユーザーは引き続き「フィルタリング機能」の有効・無効切り替えが可能)や、今年の10月20日以降は『カラオケ JOYSOUND for Wii U』の90日間チケットの自動継続購入サービスが終了することなども同時に発表されている。

任天堂のこうした対応はニンテンドー3DSとWii Uのサポート縮小を試みる動きの一環と見られている。同社は先月末にも海外向けに両機種で配信されていたネットフリックス・アプリのサービスを終了している。

ニンテンドー3DSとWii Uは廃盤となっている旧規格のゲーム機器を購入せずに懐かしいタイトルを多数プレイできる貴重なプラットフォームとされている。

現時点でWii Uは、ニンテンドー64、ニンテンドーDS、ゲームボーイカラー、スーパーファミコンのタイトルをプレイできる最新のバーチャル・コンソールとなっている。Nintendo Switchでも復刻版タイトルは配信されているものの、同機器のサポート対応は万全ではないとされている。

また、任天堂は今年初めにニンテンドー3DSとニンテンドー3DS LLの修理受付を終了することを発表したが、修理に必要な部品がなくなったため当初の予定よりも3週間前倒しでサービスを終了している。

その他のニュースとして、ユービーアイソフトは最新作となるマルチプレイFPS『エックスディファイアント』を発表している。

本作では『スプリンターセル』、『ディビジョン』、『ゴーストリコン ブレイクポイント』など『トム・クランシー』シリーズの悪役が集結するという。また、アメリカとカナダでPC版のテストプレイが現地時間8月5日から行われる予定となっている。

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