現地時間の7月11日、未開封の『スーパーマリオ64』が約1億7,200万円(156万ドル)で落札され、ゲームソフトのオークション史上最高額を更新した件について続報が報じられている。
2日前には初代『ゼルダの伝説』のゲームソフトがオークションで約9,600万円(87万ドル)で落札され、過去最高の落札価格を更新したばかりだった。テクノロジー関連の海外サイトであるアーズ・テクニカの記事によれば、今回の『スーパーマリオ64』の記録が破られるのも、そう時間はかからないと予想されているという。
アーズ・テクニカでは次のように述べられている。「これから5年以内に評価が9.8/A++の『スーパーマリオ64』が15〜20本があると推測しています。それでも、他のコレクターズ・アイテムと比べてまだまだ本数が少ないですね」
今回落札された未開封の『スーパーマリオ64』はヘリテージ・オークションズに出品されており、ゲームの品質や状態を査定するワタ・ゲームズの評価で過去最高の9.8/A++となっていた。
ワタ・ゲームズは2017年に設立された比較的新しい会社となっているが、同社の「アメリカ版ファミコンの初期ゲームソフト30本、通称『ブラックボックス』の完全ガイド」は、2019年にコレクション用ゲームソフトの販売を開始したヘリテージ・オークションズと同様にコレクション用ゲームソフト市場を変えることになった。
このように、昨今では希少なゲームソフトの需要が高まってきている。ヘリテージ・オークションズで行われた初のゲームソフト・オークションでは、未開封の『ゼルダの伝説』が約36万7,000円(3,360ドル)で落札されていた。その1ヵ月後には、新品同様の『スーパーマリオブラザーズ』が約1,100万円(10万ドル)で落札されている。
「シアトル・レトロ・ゲーミング・エキスポ」の副責任者であるロブ・シュマッカーは、アーズ・テクニカに次のように述べている。「1000万ドル以上で売られているゲームがあるという現実は信じられないかもしれません。もし2年前に今のようなことが起こると言われたとしたら、私はそんなはずはないと言っていたでしょう。たかが未開封のゲームソフトにそれほどお金をかけられないと言った人を知っていますが、その人は今でもそのように思うはずです」
その他のニュースとして任天堂はスイスの高級時計ブランドであるタグ・ホイヤーとコラボレーションし、25万3,000円の『スーパーマリオ』をテーマにしたスマートウォッチを発売している。
このスマートウォッチには様々な機能に加え、マリオが「旗竿を滑り降りる」、「スーパーキノコを食べて大きくなる」、「スーパースターで無敵になる」などの『スーパーマリオ』シリーズでおなじみのアニメーションが搭載されている。
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