Photo: EA

10月1日に発売予定のサッカー・ゲーム・シリーズ最新作『FIFA 22』について、発売元のエレクトロニック・アーツは「PC版を購入しても1台のPCにしかインストールできない」という説を否定している。今回の発表はスチームに掲載された同タイトルのページに「1台のマシンでの起動制限」と表示されていたことが発端となっている。

スチームの『FIFA 22』のページにはプレイできるPCの台数を1台に制限する説明文が掲載されており、その理由はサードパーティ製のコンテンツの著作権を保護する「デジタル著作権管理」に関係しているためとしていた。スチームの当該ページは現在までに更新されており、制限に関する記述は削除されている。

エレクトロニック・アーツは『ユーロゲーマー』に正式コメントを発表し、この説明文が誤りであったことを伝え、次のように述べている。「スチーム経由でリリースされるPC版『FIFA 22』について1台でしかプレイできないという制限はないことをお知らせします。この制限については誤って記載されていたもので、この記述は現在削除されています。混乱を招いたことをお詫びするとともに、誤りを指摘してくださったコミュニティの皆様に感謝します」

つまり、スチームで『FIFA 22』を購入したプレイヤーは本作を複数のPCにインストールできると見られている。

グーグル・ステイディアを除く、PC版の『FIFA 22』は前世代の家庭用ゲーム機向けに発売されるものと同じ内容になるため、最近ではPC版に対する否定的な意見も寄せられている。

『FIFA 22』にはエレクトロニック・アーツが「ハイパーモーション」と呼んでいる新システムが導入される予定となっており、本作のゲームプレイには実際のサッカー選手の動きをキャプチャーして、機械学習で解析したデータが使用される。公式サイトでは次のように説明されている。

「エックスセンス社のスーツが、22人の選手のタッチ、タックル、ダッシュ、デュエルをかつてないほど忠実に記録します。このデータをもとに、『FIFA 22』では4,000以上の新しいアニメーションが追加され、ゲーム内のプレイの緊迫度、反応、フィジカルのぶつかり合いが向上しています」

ただし、この新システムはプレイステーション5、XboxシリーズX/S、グーグル・ステイディア版にのみ導入されるという。できる限り多くのPCプレイヤーに最新作をプレイしてもらうため、エレクトロニック・アーツは最新作では前作のPC版から一部の機能を削除し、動作環境を低く抑えているという。

その他のニュースとして、エレクトロニック・アーツは『FIFA 22』の次世代機版への無料アップグレードは「アルティメット・エディション」にのみ含まれており、通常版の「スタンダード・エディション」には含まれていないことを明らかにしている。

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