ユービーアイソフトは歴史をテーマにしたRPGシリーズの最新作を『アサシン クリード インフィニティ』というコードネームで開発中であると発表している。
同社の公式サイト(英語版)に掲載された声明文によると、本プロジェクトはまだ開発の初期段階にあり、ユービーアイソフト・モントリオールとユービーアイソフト・ケベックの両スタジオが共同で開発を進め、「『アサシン クリード』シリーズを導き、成長させ、進化させ、シリーズの将来を明確にしていくもの」になると述べている。
新たな開発体制では、ユービーアイソフト・ケベックの創設メンバーであるマーク・アレクシ・コッテがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めている。また、ユービーアイソフト・モントリオールで過去10年にわたってシリーズのブランド・ディレクターを務めてきたエチエンヌ・アロニーもプロジェクトに加わっている。
『アサシン クリード インフィニティ』のクリエイティヴ・ディレクターはジョナサン・デュモンとクリント・ホッキングが共同で務める。ジョナサン・デュモンは『アサシン クリード オデッセイ』のクリエイティヴ・ディレクターを務めていた。一方、クリント・ホッキングは直近ではアクション・ゲーム『ウォッチ・ドッグス:リージョン』のクリエイティヴ・ディレクターを務めている。
『アサシン クリード』シリーズでは伝統的に、毎年2つの開発スタジオが交代で新作を手掛けてきたが、この新作の発売スケジュールについては『アサシン クリード オデッセイ』を最後に変化が見られていた。
今回の新体制について声明文では次のように説明されている。「あるゲームから別のゲームへとバトンを渡し続ける代わりに、ユービーアイソフト内の(個人の)才能とリーダーシップに焦点を当てることで、ユービーアイソフトの人気シリーズをより一体感のある形で進化させることができると確信しています」
『アサシン クリード インフィニティ』の詳細について、声明文ではほとんど明らかにされておらず、1つの大きなプロジェクトとして紹介されている。
しかし、『ブルームバーグ』は日本時間7月7日午後8時に記事を公開し、『アサシン クリード インフィニティ』は単なる1つのゲームではなく、『アサシン クリード』シリーズの世界観を持った複数のゲームが連携されているオンライン・プラットフォーム型のゲームになると報じている。
同タイトルは『アサシン クリード』シリーズがオンライン・プラットフォーム型のゲームとして展開され、マルチプレイに対応したオンライン・ゲーム『フォートナイト』や『グランド・セフト・オート V』など、その他の大手ゲーム会社が展開するゲームと同じような路線の作品になるという。
さらに、『ブルームバーグ』の報告によると、同社のスタッフは今回の組織の再編成について、以前職場でのハラスメントを告発された一部の幹部が上級職に留まっており、また告発に対する会社の対応についても不満を抱いていると話していたという。
ユービーアイソフトの広報担当者は個々の事例についてのコメントは控えているものの、『ブルームバーグ』に次のように語っている。「告発されたユービーアイソフトの社員は第三者による厳格な審査の結果、疑いが晴れているか、あるいは適切な懲戒処分を受けています」
その他のニュースとして、FCバルセロナに所属するサッカー選手アントワーヌ・グリーズマンが2019年に人種差別的な発言を行ったとされる動画が流出したことを受けて、『遊戯王』のアンバサダー契約を解除されたことが明らかとなっている。
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