Photo: Nintendo

アクション・アドベンチャー・ゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で通常よりも迅速に「マスターソード」を入手できるバグが発見されている。

「マスターソード」はゲームに登場する数少ない壊れない武器の1つで、通常では13個の「ハート(体力ゲージのこと)」数を獲得することでゲームの終盤になってから手に入れることができる。「ハート」の数は冒険を進める過程で、あるいは「試練の祠(謎解きダンジョン)」を攻略して増やしていくことになる。

今回ツイッター・ユーザーの「オカメいんこさん(@Bot__W)」が発見したバグは、非常にシンプルなものとなっている。プレイヤーはまず地面に刺さっている「マスターソード」に近接する特定の場所で焚き火をする。その場所から上を見上げ、「コログの森」の木々の間に桜がちょうど見える位置で固定する。

この状態で一夜を過ごすように選択し、画面が真っ暗になった時点から朝に切り替わるまでの間にAボタンを連打する。この手順を正確に進めていくと、プレイヤーは朝になって目覚めたときに「マスターソード」を入手した状態になっている。

本作のプレイ動画を数多く投稿しているユーチューバーのLimcubeはこのバグを利用して「マスターソード」を入手する方法を動画で紹介している。「冗談みたいですよね? でも、実際にそうなるんですよ。(ゲームの発売日から)4年後になって、ようやくこの方法が発見されました」とLimcubeは動画の中でコメントしている。

このグリッチを利用した方法は「マスターソード」の入手までにかかる時間を劇的に短縮する、あまりにも効果的な攻略法となっているため、任天堂は今後更新データを配信してこのバグを修正する可能性もあると見られている。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は2017年3月3日にNintendo Switchと同時に発売されている。任天堂は当初発表していたようにWii U向けにも発売している。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』には斬新なゲーム・デザインが採用されており、ゲームの最速攻略を目指す「スピードランナー」やバグを利用してプレイするゲーマーたちの間で一定の人気を維持している。プレイヤーはゲームの複数のシステムや要素を組み合わせることで、独自の攻略法を編み出すこともできる。

プレイヤーが操作する「リンク」が盾を使って下り坂を滑り降りる「盾サーフィン」をした状態で敵を踏みつけると、マップ上を高速で移動できるという攻略法も発見されており、これはスピードランナーのコミュニティの間で頻繁に使用されている方法となっている。

その他のニュースとして、ゲーム開発者たちがリークされたバージョンの「ウィンドウズ 11」を携帯電話にインストールして、どのPCゲームが動作するのかテストを実施している。

多くのメジャーなPCタイトルがテストされているなか、動作が難しいとされている1人称視点シューティング・ゲーム『クライシス』も携帯電話で動作することが明らかとなっている。

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