エレクトロニック・アーツはコードマスターズ社の最高経営責任者であるフランク・サニエと最高財務責任者であるラシッド・ヴァラキアが、エレクトロニック・アーツによる買収から4ヶ月で退社することを発表している。
『ゲームズ・インダストリー・ドット・ビズ』によると、今年2月にエレクトロニック・アーツがコードマスターズ社を買収したことに伴い、両役員が退任するという。今回の退任は買収計画の一環として計画されていたというが、その情報が今になって公開されている。
1986年に設立されたイギリスのゲーム開発・販売会社のコードマスターズ社は『F1』や『ダート』シリーズをはじめとする数多くのレーシングゲームを制作している。
「2014年に入社して以来、フランク・サニエはコードマスターズ社を世界的に有名なレーシングゲーム専門スタジオとしての地位に導き、スタッフの世界レベルの才能とモータースポーツへの情熱を世界の舞台で輝かせ、卓越したものにすることができました」とエレクトロニック・アーツは声明で述べている。
「ラシッド・ヴァラキアの財務面でのリーダーシップもコードマスターズ社の成功に欠かせないもので、彼の業績としては重要な買収案件の推進、2018年の株式市場への再上場、コードマスターズ社のデューデリジェンス(買収前に行う買収対象企業の調査)とエレクトロニック・アーツへの統合の主導などがあります」
「私たちはコードマスターズ社とエレクトロニック・アーツのために尽力してくれたフランク・サニエとラシッド・ヴァラキアに大変感謝しており、彼らの成功を願っています。彼らが築いてきた文化とその革新的な精神は、優れたリーダーシップを通じてスタジオに生き続けると確信しています」と述べている。
フランク・サニエとラシッド・ヴァラキア、今月末にコードマスターズ社を退社する予定となっている。
先日、エレクトロニック・アーツのMotiveスタジオが、近年『バイオハザード』で行われているリメイクを参考にして、『デッドスペース』のリメイク版を開発中と報道されている。
その他のニュースとして、リスポーン・エンターテインメントが手掛けるバトルロイヤル・ゲーム『エーペックスレジェンズ』は先日、ハッカー集団からの大規模な攻撃により正常にプレイできない状態になったことが明らかになっている。これは同社制作の『タイタンフォール』シリーズが抱えている問題が解決しないことへの抗議と見られている。
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