Photo: Niantic

現地時間7月2日、米軍の準機関紙『星条旗新聞』にアフガニスタンのバグラム空軍基地から撤退した兵士たちの記事が掲載され、その基地に『ポケモンGO』のコミュニティが存在していたことが明らかとなっている。

『星条旗新聞』によれば、米軍は現地時間7月2日にアフガニスタン最大級の空軍基地があったバグラムから撤退している。同紙は「かつてバグラムには活発な『ポケモンGO』のコミュニティが存在し、軍人、米軍関係者、民間人らが運動中や仕事の後にゲームをプレイしていた」と報じられている。

『ポケモンGO』は現地の民間人と米軍兵士が等しく交流する機会をもたらしたとされており、米軍関係者のウィルバー・ランダヴェルデは次のように述べている。「戦地に身を置きながら見ず知らずの人とポケモンをきっかけに会話を始めることは、社交性を保つ素晴らしい方法でした」

バグラム空軍基地は米軍のアフガニスタン撤退の一環として、7月1日にアフガニスタン政府に返還されている。

アラスカ州陸軍のジョン・サッター大尉は基地内で「ビリリダマ」とバトルした時のことを『星条旗新聞』に語っている。「前線基地に『即席爆弾』のポケモンなんてまずいだろうとは思いましたね」

同紙では、通常であればすぐに倒されてしまうレベルの低いポケモンたちがバグラム空軍基地内のポケモンジムを守り続けている様子についても紹介しており、「小さな『ハスボー』がバグラムの旧戦士礼拝堂を10日間、レベルの低い『ココドラ』が戦死した軍人の記念碑を約2週間守り抜いている」と報じている。

ジョン・サッターはバグラムにあるポケモンジムを現地の誰かが制圧することについて同紙に「アフガニスタンのどこかに、アメリカ人のポケモンジムを制圧したと自慢している子供がいることでしょうね」と語っている。

ジョン・サッターは「20年後にはまたバイクに乗って南下し、あのポケモンジムを取り戻すことができるようになるのかもしれません」と続けている。

その他のニュースとして、あるプレイヤーがゲーム・コンテンツを自由に作成できるプレイステーション4用ソフト『ドリームズ ユニバース』を使って、オリジナル版とほぼ同一のキャラクターが登場する『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』を再現して話題になっている。

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