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オンライン対戦型1人称シューティング・ゲーム『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』はスチームで「プライム・ステータス」が導入されて以降、プレイヤー数が約17%減少したことが明らかとなっている。

スチームの統計データを公開している『スチーム・チャーツ』によれば、今年5月から6月にかけてプレイヤー数が16.75%(約11万人 /110,541.8人に相当)減少している。直近30日間の平均プレイヤー数は約53万人(537,011.6人 /6月から2.25%減)となっており、プレイヤー数は減り続けている。

公式発表ではないものの、プレイヤー数が大幅に減少している理由は、本作の開発元であり、スチームを運営するヴァルヴ社が先日プレイヤーに課金する「プライム・ステータス」を導入したためであると見られている。これは、その他の「プライム・ステータス」のプレイヤーと対戦し、「プライム」限定の記念品アイテムやアイテムドロップなどを受け取ることができる資格制度となっており、ランクが21以上のプレイヤーは「プライム」を利用することができる。しかし、ヴァルヴ社は6月4日に新規プレイヤーに対して「プライムステータス」を有料で提供することを発表し、現在「プライム・ステータス」へのアップグレードはスチームで1600円で購入することができる。

ヴァルヴ社はスチームに掲載したブログ記事で、「悪質なユーザー」が全てのプレイヤーに影響を与えているため、「プライム・ステータス」を有料化すると述べている。「新規プレイヤーは引き続きすべてのゲームモードをプレイすることができ、コミュニティサーバーでのプレイや、ワークショップマップのプレイも引き続き可能です。しかし、XP、ランク、ドロップ、スキルグループなどは得られなくなり、これらの機能はプライム・ステータス・プレイヤー限定となります」

ブログ記事では新たに導入された「ランクなしマッチ」についても紹介されており、新規プレイヤーが対戦モード、「ウィングマン」モード、「デンジャー・ゾーン」モードでプレイした場合、スキルに基づいたマッチメイキングは行われるものの、(他のプレイヤーとのマッチメイキングを左右する)「スキルグループ」は変化しなくなるという。

ヴァルヴ社は既存プレイヤーがブログ記事の投稿から2週間以内に「プライム・ステータス」にアップグレードした場合、現在の「スキルグループ」とXPの進捗状況が引き継がれることを明らかにしている。

『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』のプレイヤー数は現在でも非常に多く、『スチーム・チャーツ』によれば2020年4月時点では合計プレイヤー数が約85万人(857,604.2人)となっていたが、その後徐々に減ってきている。

その他のニュースして、ハードコアFPS『エスケープ・フロム・タルコフ』のアップデートでは、プレイヤーからのフィードバックを受けて「スカブ(元市民の武装勢力)」の「カルマ」を表示する新システムが導入され、ゲームのバランスが調整されている。

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