Photo: Heritage Auctions

日本では1986年に発売された初代『ゼルダの伝説』の貴重な未開封品が、現在11万ドル(約1222万円)の高値をつけてオークションに出品されている。

アメリカのヘリテージ・オークションに出品されている初代『ゼルダの伝説』のソフトは未開封の「NES R」版となっている。

同オークション・サイトではその珍しさから「希少性、文化的意義、コレクション・アイテムの極み」と紹介されている。

ゲームの査定を手掛けるワタ・ゲームズの鑑定によると、ゲームソフトのコンディションに関する評価は9.0、シール(パッケージ)の品質はAであり、同社の評価基準で最高に近い評価を獲得している。

初代『ゼルダの伝説』の海外向けのソフトとしては、1987年の数ヶ月間のみ「NES R」版が生産されており、1988年初頭にはROMカセットが不要なファミコン向けの「Rev-A」版が登場している。

なお、同サイトでは「R」の登録商標マークがついた「NES R」版の前に、「TM」の登録商標マークがついた「NES TM」版が生産されていたことも紹介されている。

これらの登録商標マークは海外向けのNESのロゴの後に記載されており、初期のバージョンには商標が未登録であることを表す「TM」が、後期のバージョンには商標の登録済みを表す「R」が記載されている。

同サイトでは「未開封の『NES TM』版は1本しか現存しないと言われており、その1本が(オークションなどの)市場に出回る見込みについては誰にも予想できません」と紹介されている。その為、「NES R」版の未開封品は現在入手できるバージョンの中で最も希少性が高いソフトとなっている。

今年4月には同様に希少な海外向けファミコン版『スーパー・マリオ・ブラザーズ』が66万ドル(約7300万円)で落札されている。ワタ・ゲームズの鑑定によると、落札されたゲームソフトのコンディションに関する評価は9.6で、シール(パッケージ)の品質はA+だったという。

落札された『スーパー・マリオ・ブラザーズ』は今回の出品商品と同様に、ごく短期間のうちに生産されたもので、パッケージには一定期間の間に製造されたことを表す特殊なプリントも施されていた。

その他のニュースとして、任天堂は「ニンテンドークラシックミニ」シリーズの新作について、今後も検討していくと報告している。

今後の展開について、任天堂の代表取締役社長である古川俊太郎は第81期定時株主総会の質疑応答で次のように述べている。「『ニンテンドークラシックミニ』のファミコンやスーパーファミコンのようなシリーズや、オンラインサービスにおけるクラシックコンテンツの取り扱いについては、親世代へ魅力を伝える取り組みとして今後も検討を続けていきたいと考えています」

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