バンダイナムコは発表から11年が経過している対戦型格闘ゲーム『鉄拳 X ストリートファイター』の開発プロジェクトの中止について新たな情報を公開している。
このゲームは『鉄拳』と『ストリートファイター』のクロスオーバーとして発売が待ち望まれていた。今回『鉄拳』シリーズのプロデューサーである原田勝弘と『鉄拳 7』のディレクターである池田幸平が、開発プロジェクトの中止について裏話を明らかにしている。
先日配信された原田勝弘のトークバラエティー番組「はらだのばー」で、彼らは「(一生懸命)作っていたのになー」と胸の内を明かしている。「めっちゃ見せたいよね、モデルとか。モデル、よく出来てんだぞ」
『鉄拳 X ストリートファイター』は対戦型格闘ゲームの代表作である2つのゲーム・シリーズのキャラクターたちが登場する作品となっており、3割程度完成していたという。
彼らは「結構女性キャラとか気合い入れたよね」と述べ、特に『ストリートファイター』に登場するキャラクター「春麗」の出来栄えには自信があったと続けている。
また、2人は他のキャラクターのモデルも素晴らしい仕上がりだったことを強調している。「本当はどこかで見せたいんですよ」と2人は述べている。「でも、カプコンさんあってのストリートファイターですから。僕らが勝手にやるわけにはいかないので」
本作は2010年に開催された世界最大級のポップ・カルチャー・イベント「サンディエゴ・コミコン」で、バンダイナムコとカプコンのパートナーシップの一環として発表されていた。カプコンは2012年に『ストリートファイター X 鉄拳』をリリースしたものの、バンダイナムコではゲームの制作に想定以上に時間がかかっていた。
『ストリートファイター X 鉄拳』は『ストリートファイター』のプレイ・スタイルをベースにしたクロスオーバー作品となり、一方『鉄拳 X ストリートファイター』は『鉄拳』シリーズのスタイルがベースとなる予定となっていた。
『鉄拳 X ストリートファイター』は発売には至らなかったものの、番組では当時の開発の経験は『鉄拳 7』に反映されていることが明らかとなっている。「モーションの作り方とか、このときのことが豪鬼に活きています……すごい見せたかったんだけれど、お蔵入りになったんだよなー」
その他のニュースとして、エレクトロニック・アーツが7月22日に開催する「EAプレイ・ライヴ」では、過去のIPの復活が発表されると報じられており、ファンからはサバイバル・ホラー・ゲーム『デッド・スペース』シリーズの復活を期待する声が高まっている。
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