Photo: Microsoft

マイクロソフトは、クラウド・サービス「Xbox クラウド・ゲーミング」を利用してXboxシリーズX/S向けタイトルをXbox Oneでもプレイできるようにすることで、現行機のライフサイクルを伸ばす方針であることを明らかにしている。

同社は、Xboxシリーズの情報サイト『Xboxワイアー』にて「E3 2021」で開催されたベセスダ・ソフトワークスとの合同イベントの内容とともに、この方針を発表している。記事によると、Xbox Oneのユーザーは「スピード、パフォーマンス、テクノロジー」を必要とするXboxシリーズX/S向けの「数多くの」タイトルを、現行機でプレイできるようになる日が来ると述べている。

『Xboxワイアー』編集長のウィル・タトルは次のように述べている。「現在、Xbox Oneでゲームを楽しんでいる何百万人ものプレイヤーの皆さんには、スマートフォン、タブレット、ブラウザと同じように『Xbox クラウド・ゲーミング』を通じて『マイクロソフト・フライト・シミュレータ』 を含む多くの次世代機向けタイトルを提供する予定です。今後さらに詳しくお伝えできることを楽しみにしています」

「Xbox クラウド・ゲーミング」がいつXbox One向けに提供されるのかは、現時点では明らかになっていない。マイクロソフトは2020年9月からMacを含むPCやアンドロイド向けに「Xbox クラウド・ゲーミング」のサービスを正式に開始している。また、今年4月にベータ版のテストを開始したiOS向けのブラウザ版も現在開発を進めている。

iOS向けサービスの正式なリリース日はまだ発表されていないものの、同社はテストを通してできるだけ早く結果を出したいとしており、今後の計画について次のように述べている。「テストは迅速に、繰り返し実施する予定です。数ヶ月の間に『Xboxゲーム・パス・アルティメット』の加入者の皆さん全員にベータ版を公開し、より多くの人がまったく新しい方法でXboxをプレイする機会が得られるようにしていきます」

その他のニュースとして、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが開発を進めているプレイステーション5向け次世代VRシステム「プレイステーションVR 2」が2022年のクリスマスまでに発売されると報じられている。『ブルームバーグ』によると、プレイステーションVR 2はプレイステーション5専用となっており、サムスン製の有機ELパネルを使用するなど、いくつかの改良が加えられるという。

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