Photo: Nvidia

エヌビディアはLinuxOSでWindows向けゲームをプレイできる様にするソフトウェアの「プロトン」にDLSS技術を導入すると、「プロトン」の提供会社のヴァルヴと共同で発表している。

LinuxのOSで「プロトン」を使用してWindows向けのゲームをプレイしているプレイヤーは、ゲームをDLSSでプレイできるようになる。

DLSSとはDeep Learning Super Samplingの略称で、ゲームを低い解像度でレンダリング(処理のこと)した後に、機械学習のアルゴリズムを使って解像度を再び高める技術のことを指している。DLSSによりハードウェアに負荷をかけず、高品質な映像でゲームをプレイできるようになる。

アメリカのニュースサイト『ザ・ヴァージ』によると、「プロトン」を使用しているユーザーがゲームの動作状況を報告するためのサイト『プロトンDB』に、現時点でDLSSに対応しているゲームの情報が公開されており、DLSS対応ゲーム50本のうち約30本がLinuxで動作するという。

現在のところ、LinuxのOSでは「プロトン」を使用した場合に限り、DLSSでゲームをプレイできるものと見られる。「プロトン」にDLSSが導入されると、LinuxのOSでゲームをプレイする際には、「プロトン」を使用してWindows向けのゲームをプレイした方が、Linux向けのゲームよりゲームの高解像度を楽しめる可能性がある。

DLSSが「プロトン」に導入される時期は公開されていないものの、エヌヴィディアの広報担当者は「プロトン」のコンポーネントであるVulkan(ヴァルカン)へのサポートが今年の後半に開始されることを明らかにしている。

このサポートの開始時期はヴァルヴが「スチーム・パル」という名称で現在呼ばれている、Nintendo Switchのような形をした新型ゲーム機を発売するという噂と関連しているとの見方もある。

複数の情報筋によれば、「スチーム・パル」は早ければ年内に登場する可能性があるという。このスチーム専用の新型ゲーム機はLinuxで動作すると報じられているため、このゲーム機にはエヌヴィディアのDLSS技術も導入される可能性がある。

スチームの情報を公開しているスチーム・データべースを運営するパヴェル・ジュンギークは、のちに「スチーム・パル(別称ネプチューン)」として知られる新型ゲーム機のコードネームを5月25日に発見していた。

先日、エヌヴィディアは『ドゥーム エターナル』や『レッド・デッド・リデンプション 2』、『レインボーシックス シージ』などの作品が今後DLSSに対応すると発表している。

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