Photo: Panic

アメリカのインディ・ゲーム開発会社であるパニック社は現地時間6月9日に配信されたストリーム動画で、近日発売予定のコンパクトな新型携帯ゲーム機「プレイデート」に関する最新情報を公開している。

「プレイデート」はシンプルなインターフェイス、高解像度・高コントラストの白黒スクリーン、側面につけられた斬新なデザインのクランク(手回し式ハンドル)を特徴とする手のひらサイズのゲーム機となっている。パニック社はスウェーデンの電子楽器メーカーであるティーンネイジ・エンジニアリング社と提携し、このデバイスを開発している。

配信されたストリーム動画はこちらから。

「プレイデート」の先行予約は7月に開始予定となっており、具体的な日付は受付開始日の1週間前に告知されるという。本体の販売価格は179ドル(約19,600円)となる。なお、現時点では日本での販売価格は発表されていない。

「プレイデート」にはシーズンごとに新しいゲームがリリースされ、最初の「シーズン1」では24タイトルのリリースが予定されている。これらのゲームコンテンツの料金はゲーム機本体の価格に含まれており、購入後は12週間にわたって毎週2作品をプレイできるという。

ストリーム動画では「シーズン1」でプレイできるほぼすべてのゲームが発表されているが、各ゲームの詳細についてはほとんど明らかにされていない。「シーズン1」でプレイできる作品には『塊魂』のディレクターを務めた高橋慶太が率いるゲーム・スタジオ「ユーヴラ」が開発した『クランキンズ・タイム・トラベル・アドベンチャー』、ザック・ゲージが開発した『スナック』、ベネット・フォディが開発した『ジッパー』などが含まれている。

その他、「シーズン1」に含まれるゲームは以下の通り。『バトルシップ・ゴーディオス』、『ブギー・ループス』、『カジュアル・バーダー』、『デーモンクエスト ’85』、『エコーイック・メモリー』、『エクスキューティヴ・ゴルフ DX』、『フリッパー・リフター』、『フォレスト・バーンズ:アップ・イン・スモーク』、『ハイパー・ミーティア』、『ロスト・ユア・マーブルズ』、『オメイズ』、『ピック・アップ・パップ』、『クエスティー・チェス』、『ラチェティア』、『サスクォチャーズ』、『スペルコークト』、『サタデー・エディション』、『ホワイトウォーター・ワイプアウト』。

また、パニック社はカナダのゲーム開発会社であるスィート・ベイビー・インクとの提携を発表しており、この提携を通じて、性的・レイシャルマイノリティに属するゲーム開発者たちの支援に取り組むという。またストリーム動画ではザラヴィア・ネルソン・ジュニアが手掛ける『レコメンデイション・ドッグ』や『リール・スティール』が現在開発中であることも発表されている。

パズル・ゲーム『ペーパーズプリーズ』や1ビットの(白黒の)グラフィックを特徴とするミステリー・ゲーム『リターン・オブ・ジ・オブラ・ディン』を開発したルーカス・ポープも、プレイデート用のゲームを開発中であると発表している。

ルーカス・ポープは「このゲーム機と一緒にとても楽しく仕事をしています!」と述べている。「子供たちが楽しめるものを制作したいと思っていた私にとって、うってつけでした。基本的に死の要素が少なく、笑いの要素が多いゲームの制作です」

ルーカス・ポープはストリーム動画で自身が開発中のゲーム『マーズ・アフター・ミッドナイト』の情報を少し公開しているものの、開発はまだ「かなりの初期段階」であり、完成までのスケジュールはまだ確定していないと述べており、リリース時期については明らかにしていない。

さらに、パニック社はストリーム動画のなかで現在開発中のタイトルとその開発者を紹介している。紹介されたタイトルは以下の通り。『ウィジェット・サッチェル II:リターン・オブ・スポロケット』、『オキシ・コン・ブリオ』、『デイリー・ドライバー』、『デート・オブ・ライフ』、『ファーラウェイ・フェアウェイ』、『ゲッティング・ゼア』、『ロボット・フィッシング』、『ダイレクト・ドライブ』、『プレイメイカー』。

これらの作品の情報はまだ公開されていないが、その理由は毎週驚くようなゲームをリリースするという「プレイデート」の方針のためとしている。この方針が賛同を得られるのかどうかは、今後注目される点となっている。

ストリーム動画の最後にサプライズとして、パニック社はプレイデート用のゲームを自分で制作できる、Webブラウザベースの無料ゲーム開発ツール「パルプ」を発表している。

同社はプレイデート用の周辺機器第1弾となる「プレイデート・ステレオ・ドック」の発売も発表している。

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