アメリカ出身のユーチューバーであり、プロボクサーのローガン・ポールは、フロイド・メイウェザーとのボクシングの試合の入場時に身に着けていた新品同様の「リザードン」のポケモンカードは、現在約1億1000万円(100万ドル)の価値があると語っている。
ローガン・ポールはこのカードを首から下げてリングに上がり、プラスチック製のケースに入れたままにしていた。その後の記者会見でも再びこのカードを身に着けて登場し、記者からそのカードの価値について質問されている。
ローガン・ポールは次のように説明している。「これは(状態点数が最高の)BGS10の初版のリザードンだ。世界で3枚のうちの1枚で、俺の自慢の一品なんだ。これを手に入れてから、僕の人生がすごいことになっている。幸運のお守りなんだ」
「今の推定価格は100万ドルだね。俺がつけて入場したんだから」
ポケモンカードについては昨年、コロナウィルスのパンデミックによるロックダウンに伴い多くの人々が収集に乗り出したことで価格が急騰している。
テキサス州ダラスを拠点とするヘリテージ・オークションズのジョー・マッダレーナは「新型コロナウィルスが流行し始めた頃、ジェネレーションX世代やミレニアル世代といわれる『ポケモン』で育った30代~40代の人たちがカードの収集を再開しました」と語っている。
YouTubeもこの流れを汲むようになり、ローガン・ポール自身も高額なポケモンカードを購入して、そのパックを開封する動画を多数作成しており、ある動画では200万円以上を費やしている様子が紹介されている。ゲーム情報ブログの『コタク』は彼が最近アップロードした10本の動画のうち4本がポケモンカードに関するものだったと指摘している。
転売業者もマクドナルドのハッピーセットに付いている25周年記念限定の『ポケモン』のおもちゃで荒稼ぎし始めている。
関連ニュースとして6月5日に現在開催中の「インディ・ライヴ・エキスポ」の生放送イベントで、『ポケットモンスター』に影響を受けたマルチ対応のサバイバルゲーム『パルワールド』が発表されている。『ポケモン』の世界観に、銃、暴力、労働者の権利を加えた内容となっている。
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