『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』のナラティヴ・ディレクターとして知られるテイラー・クロサキが開発元のインフィニティ・ウォード社を退社し、自身の古巣であるノーティードッグ社に復帰する可能性を示唆している。
インフィニティ・ウォード社でナラティヴ・ディレクターを7年間務めたテイラー・クロサキは、5月27日に「貴重でエキサイティングな機会」を求めて『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』の開発スタジオから去ることを発表していた。
Hey everyone, @JacobMinkoff and I wanted to share an exciting update. More to come! pic.twitter.com/W8jek72qDs
— Taylor Kurosaki (@taylorkurosaki) May 27, 2021
テイラー・クロサキは以前ノーティードッグ社で『アンチャーテッド』や『ジャック×ダクスター』シリーズの開発に携わっていた。その後7年間にわたってインフィニティ・ウォード社に在籍し、『コール オブ デューティ』シリーズの開発を手掛けてきた。彼はこの「貴重でエキサイティングな機会」の内容を示唆するものと思われる写真を6月7日にツイッターで公開している。
Same thing, different decade. pic.twitter.com/PM8E1z4gtq
— Taylor Kurosaki (@taylorkurosaki) June 7, 2021
写真には『アンチャーテッド3』の開発当時の様子が映っており、このツイートには「新たな10年で、また同じことを」という言葉が添えられていることから、彼が自身の古巣であるノーティードッグ社に戻ることを示唆していると見られている。テイラー・クロサキは1996年からノーティードッグ社に在籍し、同社の代表的なゲームの制作に携わっていた。
テイラー・クロサキがインフィニティ・ウォード社を退社することを発表したツイートは彼の同僚であり、同じくノーティードッグ社から移籍していたジェイコブ・ミンコフとの共同声明であったため、ジェイコブ・ミンコフもまたノーティードッグ社に復帰するものと見られている。当初、この共同声明は2人が独立して会社を設立すると推測されていたが、2人は共に古巣に戻るものと見られている。
今年の4月、ノーティードッグ社がホラー・アクション・ゲーム『ラスト・オブ・アス』のプレイステーション5向けリメイク版を開発していると報じられていたが、この件がテイラー・クロサキの退社理由と関係があるかどうかは明らかにされていない。
同タイトルは2013年にプレイステーション3向けに発売されて以来高い評価を得ており、商業的にも成功を収め、2014年にはプレイステーション4向けのHDリマスター版が発売されている。また、『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演したことで知られるペドロ・パスカルとベラ・ラムジーは今年7月に撮影開始となる『ラスト・オブ・アス』のドラマ版に出演することが決定している。
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