Photo: Square Enix

『ファイナル・ファンタジーXIV』のプロデューサーである吉田直樹は2013年にMMORPG『ファイナル・ファンタジーXIV:新生エオルゼア』を制作する際に『ワールド・オブ・ウォークラフト』を参考にしていたことを明らかにしている。

イギリスのゲーム・マガジン『PCゲームズN』のインタヴューで、吉田直樹は『ファイナル・ファンタジーXIV:新生エオルゼア』に引き継がれた『ワールド・オブ・ウォークラフト』の様々な面について語っている。また『ワールド・オブ・ウォークラフト』の開発元であるブリザード・エンターテインメントからの影響や新しいMMOに対応する必要性についても話している。

「『ワールド・オブ・ウォークラフト』がなかったら、『ファイナル・ファンタジーXIV』を立て直すことは不可能だったでしょう。私たちは『ワールド・オブ・ウォークラフト』を偉大な『先輩』として捉え、深く尊敬しています」と彼は語っている。「プロジェクトを立て直す場合、自分が作りたいゲームを作るというモチベーションで制作する余裕はないと思います。ただ、私は『ワールド・オブ・ウォークラフト』をプレイをすることで様々なことを学びました」

吉田直樹は、長寿ゲームである『ワールド・オブ・ウォークラフト』を参考にしながらも「より王道のストーリー展開」を持つゲームにするため「『ファイナル・ファンタジーXI』からも強い影響」を受けたと述べている。ストーリーの重要性は「私の個人的な好みによるものではなく、『ファイナル・ファンタジー』シリーズの中でのこのタイトルの位置づけによるもの」としている。

『ファイナル・ファンタジーXIV』は今年で8年目を迎えるものの、「今でもブリザード・エンターテインメントの作品の影響を受けている」と吉田直樹は語っている。また、「世界中で発売されているMMORPGの基本的なシステムをチェックしています」と語っており、MMOの情勢全般も把握するようにしている。

「『ファイナル・ファンタジーXIV』は常に独自の道を切り開いてきました。数年後の方向性について悩むこともあります。もちろん計画はありますが、詳細はトップシークレットであることは言うまでもありません」

スクウェア・エニックスは『ファイナル・ファンタジーXIV』の4作目となる拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』を11月23日に配信する予定となっている。また、予約をした場合は一足先に11月19日からプレイすることができる。

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