インディ・ゲームを紹介するための情報番組「インディ・ライヴ・エキスポ」の6月5日の生放送イベントにおいて、『ポケットモンスター』の影響を受けたマルチ対応のサバイバルゲーム『パルワールド』が発表されている。
『クラフトピア』を手掛けるポケットペア社が開発した『パルワールド』は、「パル」と呼ばれる不思議な生物が登場する、オープンワールドのサバイバル・クラフト・ゲームとなっている。
公開されている公式トレイラー動画では、『ゼルダの伝説:ブレス・オブ・ザ・ワイルド』や『フォートナイト』、『ポケモン』のような操作感で、プレイヤーが「パル」と呼ばれる不思議な生物と共に家を建てたり戦ったり、フィールドを駆け回ったりする様子を見ることができる。
『ポケモン』シリーズは、ポケモンと人間との関係を常に公平で安心感のあるものとして描いている。一方、『パルワールド』では工場での強制労働といった資本主義的なテーマを扱っており、少しダークな印象を受ける。
このゲームの公式説明文には「大勢のパルを建築に従事させることができます。安心してください。パルには労働法が適用されません」と記載されている。
さらに説明文には、「プレイヤーは工場を作って、そこにパルを配置できます。パルは餌さえあれば、寿命が尽きるまでずっと働き続けます」とある。
ツイッター・ユーザーたちは、『パルワールド』のダークな世界観をいち早く取り上げ、強制労働や銃の使用についてコメントを寄せている。
Look at sadness in their eyes 😭 pic.twitter.com/fuGQ5QgFvt
— Kenny Lomas (@KendrickLomarr) June 6, 2021
So you want a realistic crime game with guns that's also completely off the wall and swarming with magic creatures? pic.twitter.com/6JUDHowzEX
— Jay Tremblay (@JeanFrancois13) June 6, 2021
Please reconsider the guns??? They're so out of place..
— nita. 🌿 (@nitahimechan) June 5, 2021
アメリカを本拠地とする動物愛護団体のPETAは、これまで何度も『ポケモン』を非難してきた。最近では2019年に同団体が『ポケットモンスター:ソード&シールド』の発売に合わせて、このゲームのパロディ版をリリースしている。
While you're waiting for #PokemonSwordShield, play PETA's parody: Pokemon Black and Blue ⚔️🛡️ https://t.co/AxmSxy9PrZ #PokemonDay #NintendoDirect pic.twitter.com/42cMBta7qz
— PETA (@peta) February 27, 2019
ポケットペア社は、『パルワールド』の発売日を明らかにしていないが、公式スチームによると同作は2022年中にリリース予定と見られている。
その他のニュースとして、任天堂は今週、新作情報などを配信するウェブ配信番組「ニンテンドー・ダイレクトE3 2021」の正式な開催日時と、ニンテンドー・オブ・アメリカのローカライズ部門が提供する「ツリーハウス・ライヴ」のイベント詳細を発表している。
今回の配信では、今年発売されるNintendo Switch向けの新作ソフトに焦点を絞った内容となる見込みである。
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