CDプロジェクト・レッドは『サイバーパンク2077』 の大型パッチの配信を開始している。
第一弾となるパッチ1.1は、すべてのプラットフォームにおける安定性の向上を目的とし、PCでは10GB、家庭用ゲーム機では17GBのディスク容量となっている。
安定性を向上させる為、キャラクター、インタラクション、ナビゲーション、ゲーム内動画、植物類、レーザーエフェクト、AI、交通などのシステムにおけるメモリ使用量の改善を行っている。
また、セーブの読み込みやゲームの起動/終了、引き返し不可能地点に関連する様々な特定クラッシュの修正が適用されている。
パッチノートには、クエストやオープンワールド・イベントの修正が多数含まれており、ユーザーインターフェースやヴィジュアル関連のバグ、パフォーマンスの最適化、クラッシュの修正、メモリ使用量、プラットフォーム固有の問題などが改善されている。
公式ウェブサイトにはパッチで修正される項目の一覧が掲載されている。
今後も『サイバーパンク2077』では、パッチや修正、ダウンロード・コンテンツなどの配信が予定されている。ブルームバーグのジェイソン・シュライアーの報道によると、ゲームが発売される前から問題の数々が内部の開発者の間で知られていたことが示唆されている。
2018年のE3で発表したデモが「でっち上げ」であり、開発中の実際のゲームを見せていないとしていたが、CDプロジェクト・レッドの責任者アダム・バドフスキーはこれに対し「2年前の時点で展示会用のデモが完成版の判断材料となるのは仕方のないことですが、だからと言って『でっち上げ』ではありません」と回答している。
現在、CDプロジェクト・レッドはゲーム発売時の問題に関して2つの訴訟を起こされており、最新の訴訟では「膨大な数のバグのために現世代のXboxやプレイステーションでは事実上プレイできなかった」という点に焦点が当てられている。
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