中国ネットサービス大手のテンセントは、『コール・オブ・デューティ・オンライン』の中国での提供を今年の8月いっぱいで終了することを発表している。
このニュースはゲーム業界のアナリストであるダニエル・アハマドが5月31日にツイートした内容により明らかになっている。
Tencent will be shutting down Call of Duty Online in China at the end of August.
The F2P PC game for China launched in 2015 and was fairly successful.
Declining revenue and lack of renewal from Activision will see the game close. Users will be pushed towards CODM instead. pic.twitter.com/pBMQ05N32x
— Daniel Ahmad (@ZhugeEX) May 31, 2021
2015年1月に中国市場向けにリリースされた『コール・オブ・デューティ・オンライン』は、『コール・オブ・デューティ』シリーズ作品である『コール・オブ・デューティ:ブラックオプス』、『コール・オブ・デューティ:ゴースト』、『コール・オブ・デューティ:アドバンスド・ウォーフェア』の要素を取り入れた基本プレイ無料のシューティングゲームとなっている。
同社は『コール・オブ・デューティ・オンライン』の公式サイトを更新し、8月31日までプレイを続けることができることと、プレイヤーには『コール・オブ・デューティー・モバイル』向けのリワードを提供するという(もしくは『コール・オブ・デューティー・モバイル』向けの無料アイテムを提供することで補償するとしている)。
リワードはプレイヤーの「レベル、課金、プレイ状況」によって評価される3階層システムに基づいて提供され、『コール・オブ・デューティ・オンライン』では課金が多いほど、またプレイ時間が長いほど、プレイヤーはより高い階層の報酬を得ることができるようになっている。
『コール・オブ・デューティ:モバイル』は、ティミ・スタジオ(天美工作室群)が開発し、アクティヴィジョンがAndroidとiOS向けにリリースした基本プレイ無料のファーストパーソン・シューティングゲームとなっている。2019年に世界に向けてリリースされたが、中国での発売は2020年12月まで延期されていた。
『コール・オブ・デューティ:モバイル』には『コール・オブ・デューティ』シリーズの様々なマップや武器、銃器が登場している。2021年5月現在、『コール・オブ・デューティ:モバイル』は5億回以上ダウンロードされ、10億ドル以上の収益を上げている。
先月掲載されたアクティヴィジョンの求人情報を見ると、同社が『コール・オブ・デューティ:ウォーゾーン』のモバイル版を開発中であることがうかがえる。
『コール・オブ・デューティ:モバイル』には、最大100人のプレイヤーが参加するバトルロワイヤルモードがあるが、『コール・オブ・デューティ:ウォーゾーン』のモバイル版では200人のユーザーと対戦が可能になるという。
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