『ファイナル・ファンタジーXIV』のディレクターを務める吉田直樹は多くのプレイヤーが漫画『ベルセルク』の作者である故・三浦建太郎をゲーム内で追悼したことに対して感謝の意を伝えている。
5月20日、『ベルセルク』の作者として世界的に知られる三浦建太郎が急性大動脈解離のため5月6日に54歳で亡くなったことが報じられている。
訃報をうけて『ファイナル・ファンタジーXIV』のゲーム内ではプレイヤーたちが同ゲームに大きな影響を与えた三浦建太郎に追悼の意を表している。
彼に追悼の意を表するため、多くのデータセンターやサーバーで数千人のプレイヤーが「暗黒騎士」の姿でフィールドに集まっている。
Here's a better quality recording showing the full line of Dark Knights on Final Fantasy XIV's Balmung server paying tribute to Miura-san.
The turnout is amazing.
For those unfamiliar with FFXIV, the Dark Knight job and Guts share a lot of similarities. pic.twitter.com/ToMO0LM07X
— Josh (@EliteFourJosh) May 20, 2021
吉田直樹は『PCゲーマー』のインタヴューに応じてプレイヤーたちが追悼したことに対して感謝の意を伝えている。
吉田直樹は次のように述べている。「これは、いかに多くの人が三浦さんと彼の作品から影響を受けたのかを物語っています。彼がプレイヤーに与えた影響の大きさを目にするのは心温まるものでした。また、彼を追悼するために時間を取ってくれたプレイヤーたちに感謝します」
「日本でもプレイヤーたちに大きな反響があり、ファンの中にはかなりのショックを受けている人もいました」
吉田直樹は自身が漫画『ベルセルク』シリーズのファンであったことを明かし、三浦建太郎の訃報が「非常に悲しく、残念でなりません」と述べ、三浦建太郎の作品から受けた影響について語っている。
『ファイナル・ファンタジー XIV』に登場する大剣をふるう「暗黒騎士」というジョブは主に『ベルセルク』の主人公「ガッツ」をモチーフにしているという。
三浦建太郎の『ベルセルク』は『ファイナル・ファンタジー』シリーズに大きな影響を与えており、『ファイナル・ファンタジー Ⅶ』の主人公「クラウド・ストライフ」が手にする巨大な剣「バスターソード」のデザインもそのひとつとされている。
先日、同作品のサウンド・ディレクターを務める祖堅正慶がガンと闘いながらも拡張パッケージ『漆黒のヴィランズ』の楽曲を仕上げていったことが明らかになっており、プレイヤーから大きな反響が寄せられている。
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