『FIFA 21』ではユニフォームなどのアイテムをいわゆる課金ガチャであるルートボックスではなく、個別に購入できるようにアップデートしたことが明らかとなっている。
『ユーロゲーマー』によると、この新機能は5月に入ってから導入されたという。5月1日に『FIFA 21アルティメットチーム』のストアが更新され、「ホーム」と「アウェイ」のユニフォームや「スタジアム」をカスタマイズするアイテムなどを個別に購入できるようになっている。また、アイテムはバンドルとしてセットで購入することもできる。
長年、『FIFA』シリーズでユニフォームなどのアイテムの購入にはルートボックスが使用され不評だったが、今回この仕組みが大きく変更されたことになる。しかし、ユニフォームなどのアイテムは比較的高めの価格設定となっている。
「スタジアム・テーマ」は200FIFAポイント(約270円)、「プレイヤー・キット(ユニフォームのこと)」は各300FIFAポイント(約380円)で購入できる。「スタジアム・テーマ」と「ユニフォーム2点」を含んだバンドルは700FIFAポイント(約910円)となっている。
これらのアイテムはプレイヤーがゲームをプレイすることで獲得できるゲーム内通貨「FUTコイン」でも購入することができる。「スタジアム・テーマ」は15000FUTコイン、各ユニフォームは25000FUTコイン、バンドル全体では60000FUTコインで購入することができる。
アイテムの購入に関する新システムは、先週エレクトロニック・アーツがプレイヤーにルートボックスでの購入を強要していることを示す内部文書が公開された後に導入されている。文書は54ページにわたるプレゼンテーション資料がリークされたものとなり、資料には「すべての道はFUTに通じる」「プレイヤーをFUTに誘導するために全力を尽くしている」と明記されていた。
同社はこの文書のリークについて迅速に対応しており、「購入の決定は常にプレイヤーの任意」であるとコメントしている。さらに、夏は「FUT」のコミュニティにとって対戦やイベントが最も盛んな時期なので、この時期に新しいコンテンツが導入されることが多いと述べている。
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