エピック・ゲームズの人気バトルロイヤル・ゲーム『フォートナイト』は発売から1年で50億ドル(約5470億円)以上の売上を記録していたことが明らかとなっている。
このニュースはアップルの「ストア」の方針がエピック・ゲームズの売上に与えた影響を巡り、両社が続けている訴訟の一環として提供された資料により明らかとなっており、『ザ・ヴァージ』はその資料を請求している。
この訴訟の一環として米国時間5月2日、エピック・ゲームズのCEOであるティモシー・スウィーニーはカリフォルニア州オークランドの連邦地裁に出廷し、エピック・ゲームズのビジネスの特徴と『フォートナイト』の役割について証言している。
『ニューヨーク・タイムズ』の記者であるエリン・グリフィスはこのときティモシー・スウィーニーが「エピック・ゲームズは2020年に合計で51億ドル(約5580億円)の売上を上げた」と供述していたとツイートしている。
Sweeney says Epic employs 3200 people, has offices around the world and (this might be new info?) made $5.1bn in gross revenue in 2020.
— erin griffith (@eringriffith) May 3, 2021
ティモシー・スウィーニーが法廷で証言する前には、エピック・ゲームズが2019年にエピック・ゲーム・ストアで1億3200万ポンド(約199億円)の損失を出していたことが明らかになっていた。
また、アップルが公開した資料によれば、エピック・ゲーム・ストアは2027年まで採算がとれなくなっており、そのためエピック・ゲームズは「信じられないほどの利益を上げている」エピック・ゲームズの他の事業部門、すなわち訴訟の原因となっているゲーム『フォートナイト』で調達した資金で、損失した費用を回収する必要があるという。
先日、『フォートナイト』がマイクロソフトのクラウド・サービス「プロジェクト・Xクラウド」に提供していなかった理由をエピック・ゲームズの幹部が明らかにしている。アップルとの訴訟に関する供述録取書のなかで、エピック・ゲームズ事業開発部のヴァイス・プレジデントであるジョー・クレイナーは次のように説明している。「マイクロソフトの『プロジェクト・Xクラウド』への取り組みは、当社のPC向け製品と競合すると考えています」
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