Photo: Koch Media

『ホームフロント:ザ・レヴォリューション』の開発メンバーがゲームの中に『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』のフル4K移植版を小ネタとして仕込んだことを明らかにしている。

今年のイースターである4月4日に、ツイッターでは「今日はイースターなので、ゲームの開発者さんたち、ゲーム内に隠したとっておきの『イースターエッグ』を教えて」というツイートに対して数多くのコメントが寄せられていた。

このツイートを受けて『ホームフロント:ザ・レヴォリューション』の開発メンバーであるマット・フィリップスは、同ゲームに『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』の完全移植版を仕込んだことを明らかにしている。『ホームフロント:ザ・レヴォリューション』は発売以降、『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』の2つのステージが収録されていることが明らかになっていた。

複数の情報提供者はゲーム内に完全移植版が収録されていることを報告してきたが、完全移植版のファイルは発見されたものの、現在もまだアクセスできない状態が続いている。

残念なことに、マット・フィリップスは完全移植版のファイルにアクセスするコードを数年前に紛失してしまったと述べている。「コードを紛失してしまい、コードのデータが入ったノートパソコンはもう手放しました。以前友人にそのコードを教えて、ディスコードのチャンネルでリークしてもらおうとしたら、そのチャンネルは彼を嘘つき呼ばわりし、チャンネル閲覧禁止処分にしてしまいました」

『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』の移植版には4Kヴィジュアルが採用されており、シングルプレイとマルチプレイを含む全モードが収録されているという。マット・フィリップスのこの「イースターエッグ」は同タイトルの現代のゲーム機向けリマスター版に相当すると見られている。

なお、ゲーム用語で「イースターエッグ」とはゲーム内に隠されたメッセージ、画像、要素などを表す言葉となっている。「イースターエッグ」は通例、他のゲームや人気になっている文化的な要素に関連したものとなる。

一人称視点シューティング・ゲームの『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』は英国のフリー・ラディカル・デザインが開発し、2002年に発売されている。同タイトルには1〜8人の対戦モードが導入されており、ゲームの発売以降数多くのファンを獲得している。

しかし、リマスター版や新作の発売についてはシリーズのライセンスを所有するコチ・メディアからこれまで何も発表されていない。

ゲーム業界のニュースとして、世界最大のゲームイベントの一つであるエレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ、通称E3がオンライン限定の無料イベントとして開催されることが明らかになっている。昨年はコロナウィルスの感染拡大の影響で開催は中止されていた。

今年は例年のようなロサンゼルスでの開催ではなく、すべてオンラインで行われるという。日本時間の4月6日にE3のツイッター公式アカウントではその詳細が発表されている。

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