Photo: PlayStation Studios

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのサンディエゴ・スタジオが開発した野球ゲーム『MLBザ・ショウ21』Xbox版の発売はメジャーリーグベースボール(以下、MLB)側の判断によるものであることをソニーの担当者が明かにしている。

ソニーの匿名の担当者は米ウェブマガジンの『インヴァース』に次のように述べている。「MLBはより多くのプレイヤーや野球ファンがゲームで球団運営を楽しむことを今年の目標としてきました。Xbox版の発売は野球ゲームにおける最高のブランドとして本シリーズの地位を確立させる絶好の機会です」

先週、『MLBザ・ショウ21』がプレイステーション4とプレイステーション5向けだけでなく、Xbox One 、Xbox Series X|Sにも対応し、そしてXboxゲーム・パスにも登場することが発表されており、今回のソニーの担当者の発言は、この発表を受けたものとなっている。本作は2006年に発売されて以来プレイステーション専用ソフトであったため、Xbox向けに発売されるのは今回が初めてとなる。

また『インヴァース』によると、複数のアナリストが今回の動きはMLBがより多くの視聴者を獲得するためだと説明しているという。また、アンペア・アナリシス社のリサーチ・ダイレクターであるピアーズ・ハーディング・ロールズは次のように語っている。「MLBはアメリカンフットボール・ゲームの『マッデン NFL 21』やサッカー・ゲームの『FIFA 21』といった他のスポーツゲームのゲーム内通貨を用いたフランチャイズ・モードのようなゲーム内での収益化に関心を示しており、今回のケースでは特典付き販売よりも本作がより視聴者に届くことを優先しているのではないでしょうか」

Xbox版『MLBザ・ショウ21』は4月20日に発売が予定されており、Xboxゲーム・パスにも登場する。Xboxユーザーがプレイステーション・ユーザーと対戦できる「クロスプレイ」にも対応しており、使用ゲーム機の機種が異なる相手ともプレイできるようになっている。

また、本作には「クロス・プログレッション」機能が搭載されており、プレイステーションとXboxの間でゲームの進捗状況を引き継ぐことができる。

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