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『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの音楽を手掛けた人物が楽曲の所有権を巡って100万ドルを求める訴訟をセガに起こしている。

ソングライターのジョニー・ジョーリは2001年発売の『ソニック・アドヴェンチャー2』でテーマ曲の歌詞を手掛けて3000ドルの報酬を受け取っている。しかし、ジョニー・ジョーリは“Live And Learn”の「アレンジ、プロデュース、録音、ヴォーカル」を担当し、セガの「関与や監修なしに自身の機材で」カリフォルニア州の自宅で制作したと主張している。

“Live And Learn”は『ソニック・アドヴェンチャー2』だけでなく、先日発売された『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』や『龍が如く』シリーズ、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでも使われており、ジョニー・ジョーリはそのことを把握していなかったという。

訴訟はジョニー・ジョーリによって申し立てられており、セガは歌詞の権利は所有しているものの、「作曲や原盤の権利」は所有しておらず、相応の報酬も支払われていないと主張している。ジョニー・ジョーリは「作曲は共同所有である可能性が高い」と考えており、それを裁判所に正式に認めてもらいたいと述べている。彼は損害賠償として50万ドル、補償金として50万ドルを求めている。

「セガとの長きにわたる美しい関係を維持したいという思い以外にコメントはありません」とジョニー・ジョーリは述べている。「ファンが結論を出したり、私たちがこの音楽と一緒に作ってきた美しい思い出を邪魔されたりすることは望んでいません。公平で公正な平和的解決に至ることを願っていますし、そう信じています」

“Live And Learn”は映画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』でも使われているが、ジョニー・ジョーリはこの曲の使用についてはパラマウント社を契約を結んでいる。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』については映画第4弾が製作されることが発表されており、2027年の公開が予定されている。ベン・シュワルツ、キアヌ・リーヴスらが声優で出演している映画第3弾映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』は12月27日に日本公開される。

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